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QTトップ通過の韓流ルーキー 宋ガウンが目指す“二刀流”【24年注目ルーキー】

QT1位のルーキー宋ガウン。開幕戦のプレーに注目だ(撮影:福田文平)

2月29日から開催の「ダイキンオーキッドレディス」で国内女子ツアーは幕を開ける。そこではフレッシュなルーキーたちもプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。なかにはプロテスト直後に行われたQTを勝ち抜き、レギュラーツアーを主戦場にする選手もいる。今季前半戦に多く出場できそうなルーキーを紹介する。

2023年の最終プロテストで合格を飾り、直後のファイナルQTでトップ通過を飾ったのは、韓国からやってきた宋ガウン。2000年生まれの“プラチナ世代”にあたる逸材が、いよいよベールを脱ぐ。

10歳からゴルフを始めると、19年に韓国女子(KLPGA)ツアーでプロ入り。21年に初優勝を飾り、新人賞を獲得。その翌年にはファン投票によって選ばれる『KLPGA広報モデル』にも選出され、2勝目も飾った。

「いろんなツアーを経験、挑戦したい」という気持ちを抱き、韓国ツアーから世界へ飛び立つことを決めたガウンは、その行く先に日本ツアーを選択した。最高峰の米国女子ツアーにも憧れを抱くが、「自分は距離が出る方ではないのでいまは(参戦を)考えていない」。160センチから繰り出される正確なショットやパッティングが武器だ。

韓国ツアーと日本ツアーの二足のわらじをはく。QTからおよそ1週間後の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ(96期生)」はビザが間に合わずに欠場。出場試合についても「スポンサーと相談したい」と日本フル参戦はかなわない見込み。この“二刀流”には壁も立ちはだかるが、自身のペースで歩んでいくつもりだ。

そんななか日本開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」にエントリー。沖縄の地で、いよいよ新たな道を切り開く。おっとりした口調に愛くるしい笑顔が魅力的。「日本ツアーで活躍したい」と意気込む韓流ルーキーの実力は、すでにQTで証明済みだ。年間の出場が限られているぶん、おきたい。出場者リストに名前を見つけたら、ぜひそのプレーに注目してもらいたい。

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