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女子ゴルファーの頂点を決める日本女子オープン 55回の歴史は樋口久子からはじまった | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

1971年「日本女子オープン」を制した樋口久子(撮影:ALBA)

いよいよ9月29日(木)から日本女子オープンゴルフ選手権が始まる。1968年から続く歴史ある国内女子メジャーで、71年からは毎年舞台となるコースを変えて開催されている。第55回目を迎える今年は、紫カントリークラブすみれコース(千葉県)での開催だ。

当時「チャコ」と呼ばれていた樋口久子【写真】

日本女子OPの歴史は68年に「TBS女子オープン」として始まった。第1回目は23歳60日で樋口久子が初代優勝者に輝いた。樋口はその後、71年まで4連覇を遂げている。

71年からはJGA(日本ゴルフ協会)に主催を移管し、大会名を「日本女子オープン」に改称。以来、日本のトッププロとトップアマチュアが出場し、日本女子プロゴルフ選手権大会(68年から続く公式戦)とならぶビッグトーナメントとなっている。

国内最高峰に位置づけられる大会だけに多くのギャラリーを集めるが、宮里藍が当時大会最年少の20歳3カ月で初優勝を飾り樋口の記録を更新した2005年第38回大会最終日には、2万人余のギャラリーが観戦に訪れた。これは日本女子ゴルフ史上でも最多観客動員の記録となっている。

開催年によっては出場者のレベルが海外メジャー大会とほぼ同様のレベルになることもあり、フォン・シャンシャンが優勝を遂げた横浜カントリークラブ西コースで開催された12年大会では、同年の海外メジャー大会の優勝者が全員出場。当時の世界ランキングのトップ10中の7人が出場。大会史上最高レベルの大会になった。

賞金総額も当初から比べると大きく変化をしている。当時は賞金総額50万円からはじまり、05年には7000万円(優勝賞金1400万円)。さらに06年には賞金が一気に倍増し賞金総額1億4000万円(優勝賞金2800万円)と当時の女子ツアーでは破格のビッグマネーとなった。19年には賞金総額1億5000万円(優勝賞金3000万円)となっている。

優勝選手にはチャンピオンブレザー、JGA女子オープン杯、NHK杯、内閣総理大臣杯が授与され、さらに国内女子ツアーへの出場資格が3年間与えられる。ローアマチュアにはJGAローアマチュア杯とNHKローアマチュア杯が贈られる。今年は誰が日本の女子ゴルファーの頂点に立つのか、興味は尽きない。

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