“無欲”の勝利から1週間 大槻智春が見せた貪欲な目標とは

2週連続Vへ向け調整を行う大槻智春(撮影:鈴木祥)

<バンテリン東海クラシック 事前情報◇27日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>

先週行われた「パナソニックオープン」で通算3勝目を挙げた大槻智春。開幕を翌日に控えた27日はプロアマ戦に出場し最終調整を行った。優勝から日も経っていないなか、多くの反響があったという。

多くの連絡が届いたが、地元の茨城県には戻らずそのまま現地入りしたため未だに実感がわいていないと控えめに話す。いつもの大槻らしく淡々と振り返るが、先週の優勝で目標としていた最終戦「ゴルフ日本シリーズ」への出場が確定。後半戦に控えるアジアンツアーか国内ツアーに出るか選択肢が広がったなか、「アジアンツアーのシードも獲りたい」と話す。今季は調子が上がらず、優勝できるかどうかは始まる前は意識していなかったと話し、無欲の勝利だったことを明かしていたが、先に映る自身の目標については貪欲だ。

今週は、「コースがこれだけしっかりメンテナンスされているので、最終日にかけてもっと硬くなるはず」と警戒。ラフも深く、とにかくフェアウェイキープをしながらゲームプランを立てたいと余念がない。その上で、チャンスとあれば、先週のようにギアを上げていく構えだ。

兵庫県から愛知県と、そう遠くない移動のため体調も良好。優勝という絶好の流れに乗ったいま、初日からの好スタートに向けて好材料は多い。

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