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史上最年少女王の山下美夢有「緊張しています(笑)」 新シーズン開幕を控え心機一転「1からやっていく」

女王・山下美夢有が開幕戦Vに向けて意気込んだ(撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇1日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

昨シーズン、史上最年少となる21歳103日で年間女王を戴冠した山下美夢有。年間5勝を挙げ、単年シーズンとしては日本勢初の獲得賞金2億円を突破。史上二人目の平均ストローク60台(69.9714)も達成するなど、“強い山下”を印象づけたが、開幕を前日に控え「緊張しています(笑)」と話した。

2020年にプロ入りした山下は、ルーキーイヤーの20-21年シーズンに初優勝を遂げるなど、獲得賞金は1億円を超え、賞金ランキング13位に入った。そして2シーズン目に大ブレークを果たしたが、「本当に想像もしていなかったので…」という。「(今年も)結果的にそういう風にいい感じになってくれたらいいと思うんですけど、まずはやるべきことをまた1からやっていく感じです」。目の前の課題をクリアした先に、2年連続のビッグタイトルがあると考えている。

開幕戦の目標として掲げたのは、予選通過。「(予選)2日間アンダーパーを目指して、上位で戦いたい」。昨年大会は4位タイと悪いイメージはない。今年も目の前の目標をクリアして新シーズンに勢いをつけたいところだ。

昨年は国内のみならず海外でも活躍。海外メジャー初挑戦となった「AIG女子オープン」(全英)で13位タイに入った。「自分なりにいい結果で上がれたと思っているので、またチャレンジしたいと思っています」と、スポット参戦の海外メジャーには意欲を見せる。

このオフはショートゲームを主に練習していた。昨年のパーセーブ率は1位(90.4835)、リカバリー率5位(70.1863)とショートゲーム巧者の印象があるが、「アプローチのバリエーションを増やしたいんです。まだ技術が足りないので、海外にいったときにも役立つと思います」と向上心を持ち続けている。

「こうしてトップ(年間女王)に立つことができて、そこまで緊張していなかったんですけど、明日ティイングエリアで緊張すると思います」と想像する大会初日は、勝みなみと稲見萌寧と同組。「多くのギャラリーのみなさんが応援に来てくれると思うので、自分らしい、いいプレーをお見せできるようにがんばりたいと思います」。史上最年少の年間女王には、当然、熱視線が向けられるが、緊張を吹き飛ばして強さを見せる。

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