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100万円を超える感動が戻ってきた!【記者の目】(No.168377) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

ソーシャルディスタンスを保ちながらの観戦となったが、ファンは熱狂!(撮影:村上航)

2021年国内女子ツアー初戦となる「ダイキンオーキッドレディス」には、19年の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」以来約1年3カ月ぶりにギャラリーが入った。各日限定1000人が上限ではあったものの、新型コロナウイルス感染拡大以後では初となる試みは、本来のツアーのかたちに向けて大きく前進した。

全員が同じ方向を向いて食べるギャラリープラザ

大会前日には会場に出入りしていた施工業者1名の新型コロナウイルス陽性が確認され、練習日が中止となるなどトラブルもあったが、開幕から4日間とも無事ギャラリーを入れて開催。4日間の合計人数は3423人。毎日、約855人が画面越しではない生のトーナメントの迫力に酔いしれた。

もちろん、感染予防のため至るところに変化はあった。1番のスタンドは座れる席数は制限されてソーシャルディスタンスを確保。ギャラリープラザは規模を縮小し、食事ができる机1つに対してイス1つ。全部のイスが同じ方向を向く、教室のようなかたちとなった。さらにコース内に配置されたボランティアが持っている指示棒はこれまでの「お静かに!」と「プレー中です」から「マスク着用」、「大声禁止」、「距離を保とう」の3つに変わっていた。

それでも、選手たちは今まで以上に気合が入り、また力強いプレーを見せた。渋野日向子が「無観客でやってみて、お客さんがいないと本領発揮できないんだなと感じました。いると自分も楽しめる」と話せば、普段はほんわかとしている小祝さくらも優勝インタビューで「ギャラリーの方々がいてくれたから獲れたバーディもあります。ありがとうございました」と集まったファンに感謝を述べた。

ファンたちもみな笑顔で選手を見守った。19年に27試合応援したという原英莉花のファンの1人も「待ちに待っていました。この1年はテレビと、ファンが集まったグループチャットでずっと応援していましたので」と思いを口にした。コロナ禍の影響で応援している選手のメジャー初制覇、そしてメジャー2勝目を目の前で見ることができず、「とても残念でした」と振り返った。

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