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日本からの“逆輸入リレー”もあるか! パドレスが阪神スアレスに続いて、鷹マルティネスも獲得合意へ

新たにマルティネス(左)とスアレス(右)を加えたパドレス。すでに所属しているジョンソン(中央)を含めて投手陣は注目に値する顔ぶれが揃った。(C)Getty Images、THE DIGEST
MLBのストーブリーグが活況を呈するなか、日本球界にも馴染みのある投手たちの移籍も続々と決まっている。現地時間12月1日には、サンディエゴ・パドレスが阪神タイガースに所属していたロベルト・スアレスを1年700万ドル(約7億9100万円)で獲得したと発表した。
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31歳の剛腕クローザーにとっては念願のメジャー挑戦だ。2016年にメキシコのサルティーヨ・サラペメーカーズからソフトバンク・ホークスに移籍したスアレスは、2020年に阪神に入団。不動の守護神として1年目に25セーブ、そして2年目の今季に42セーブを挙げ、2年連続のセーブ王となっていた。

阪神とは2年契約を締結していたスアレス。オプトアウトの条項が付帯する来季に向けては矢野燿大監督から「俺らの気持ちはこうだからなというのは伝えた」とラブコールを送られていたが、最終的に「夢を追わせてほしい」とキャリア初のMLB挑戦を決意していた。

パドレスは、今季にナショナル・リーグトップの39セーブを挙げたマーク・メランソンがアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。守護神を担えるポテンシャルを持った投手の補填をさっそく敢行した形だ。
そんなパドレスだが、さらなる日本球界からの引き抜きに成功したようだ。米メディア『The Athletic』などが、今季までソフトバンクに在籍していたニック・マルティネスと4年2000万ドル(約22億6000万円)で合意に達したと報じた。

スアレスと同じく31歳のマルティネスは、18年から2年間にわたって日本ハム・ファイターズでプレーした後、今季からソフトバンクに移籍。9勝4敗、防御率1.60という抜群の成績をマークしていた。

今夏に行なわれた東京五輪ではアメリカ代表のエースとして銀メダル獲得に貢献していたマルティネス。今オフにはセントルイス・カーディナルスやロサンゼルス・エンジェルスなど複数球団からスカウトされていたようだが、最終的にダルビッシュ有やブレイク・スネル、ジョー・マスグローブら豪華先発陣が揃うパドレス入りを決意した。

2020年に阪神から入団していたピアース・ジョンソンを含めてNPBからの“逆輸入”投手が3人も揃った格好のパドレス。来季に16年ぶりの地区優勝を目指すチームにあって彼らがいかなる活躍を見せるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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