「パリ五輪」男子400mリレー選手発表!サニブラウンを中心に世界一のバトンワークで金メダルを目指す!
サニブラウン・ハキーム(Photo:Christian Petersen/GettyImages)
7月4日、JAAF(日本陸上競技連盟)は、パリオリンピックに臨む27名の日本代表選手を新たに発表した。
注目の男子400mリレーでは、柳田大輝と桐生祥秀(リザーブ山本匠真)が選出され、100mで選出されているサニブラウン・ハキームや坂井隆一郎、東田旺洋と200mで選出されている上山鉱輝を含む7名からベストな4名を本番の舞台に送り出すことになる。
日本がメダルを目指すには世界一のバトンワークが必須
東京オリンピックの男子400mリレーでは、まさかの途中棄権に終わった。
第1走者の多田修平から第2走者の山県亮太へのバトンがつながらず、途中棄権となってしまったのだ。
しかし、ギリギリまで距離を広げてバトンを渡すという「金メダルのため」の攻めの勝負をした結果であることから、致し方ない部分もある。
そして今回のパリオリンピックでも、そんなギリギリを狙う「日本のリレー」で勝負することになりそうだ。
100mで10秒を切るタイムを出せているのは、すでにオリンピック出場を決めていたサニブラウンのみであり、100mの代表に選出された坂井隆一郎、東田旺洋、400mリレーの柳田大輝、桐生祥秀、リザーブの山本匠真といったメンバーは10秒を切れていない。(柳田は今季追い風参考記録で9秒97をマーク)
9秒台が複数人いる国も多いため、400mリレーで日本がメダルを狙うには「世界ナンバーワンのバトンワーク」を実現させる以外に方法はないのだ。
坂井、柳田、上山、サニブラウンが基本布陣か
コンディションの良さやバトンワークの連携の良さなどを考慮しギリギリでメンバーが変わる可能性はあるものの、第1走者坂井隆一郎→第2走者柳田大輝→第3走者上山鉱輝→第4走者サニブラウンという4名が基本布陣となるだろう。
ロケットスタートが得意な坂井であればトップ集団に加われるはずであり、追い風参考記録ながら9秒台をマークしている柳田が20歳という若さとバトンワークのさらなる技術向上によって2走でトップ集団に食らいついてくれるはずだ。
3走は終始カーブという難しい状況となるが、200mを得意とする上山であれば対応可能だろう。
そして4走のサニブラウンには、日本人トップ選手というプライドを走りで見せつけてもらいたいところだ。
果たして男子400mリレーで日本は東京オリンピックの悔しさを晴らすことができるのか、その走りとバトンワークに注目だ。
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