Smart Sports News

【新時代サッカー育成対談】幸野健一×北原次郎×菅原和紀×佐々木洋文|「北海道が『育成大国』になるために」|後編

UPDATE 2021/07/22

  • SHARE

掲載協力・WHITE BOARD SPORTS


■登壇者

・幸野健一|プレミアリーグU-11実行委員長/FC市川GUNNERS代表/サッカーコンサルタント
・北原次郎|プレミアリーグU-11北海道実行委員長/北海道コンサドーレ札幌アカデミーダイレクター
・菅原和紀|Faminas(ファミナス)監督
・佐々木洋文|トロンコ旭川FC 代表

■ファシリテーター

・北健一郎|サッカーライター/ホワイトボードスポーツ編集長


関連記事


北海道がクリアすべきハード面の課題とは?

──ケンさんがzoomの背景にされている壁紙は自前で持っているサッカーのフルピッチの人工芝ですよね。

幸野 そうです。千葉県の市川市にある北市川フットボールフィールドという私たちがPFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)という手法で自前のグラウンドを作って、ここを僕らのホームグラウンドとして使用しています。ここにはクラブハウスもあってJクラブ並みの施設を持って僕らは活動しています。雪はもう2年くらい降ってないです(笑)。

──北海道の場合こういった素晴らしいグラウンドがあっても冬の間は雪で埋まってしまう。次郎さん、北海道でこのような環境を作るにはどうすれがいいのでしょうか。

北原 環境はかなり大変だなと思います。大きく分けると札幌、旭川を中心とした都市部とそれ以外のところで状況が違うかなと。やはり人工芝のグラウンドが非常に増えてきているので人工芝だと札幌では3月末くらいで使えますし旭川でも4月から使えるようなところはあります。ただ、それ以外の地方に行くと天然芝のグラウンドがたくさんあるんですけど雪溶けから考えたらまだクローズしているところが多い。なので5月くらいから使うことになって10月くらいにクローズしてしまって、かなり狭い期間でしか使えないです。コンサドーレのトップチームは下にヒーターを入れてもらって12月の降雪期でも使えるようにはしていますけど他の地域よりも(グラウンドを)作るときにお金がかかります。

幸野 ヨーロッパのスウェーデンやノルウェー、フィンランドへ冬の時期にサッカーの視察へ行ったことがありますけどみんな雪を固めて普通に雪の上でみんなサッカーやっていますからね。トップリーグのプロの試合でも普通に雪の上でやっていますからね。「すごいな」というか、めちゃめちゃ雪が降っている中で普通に試合をしているからすごく頼もしいなと思いますし多分日本ならそこまでやらないと思います。

北原 雪はどのくらい降っているんですか?

幸野 完全に下が固まっている状態です。それと観客も大変だなと思うんですよ。でも観客もいっぱいいるんですよ。だから北海道の人もそうしろというわけじゃないですけど、考え方とか固定観念縛られている部分が何かあるのかなと思ったし、世界の寒冷地に行って思うことはいろいろあります。南極の氷の上でみんなサッカーやっていますからね(笑)。ああいうのを見ると「サッカーってこんなところでもやってるのか」という場所でもどこでもできるんだなと思います。

僕が聞いたのは、日本が一番人口がいるのに世界的に雪が深い。青森市とか長岡市は30万人とか10万人いる都市なのに雪が3mとか4mも積もるので世界的にも珍しいらしいです。そういう意味では雪のハンデはサッカーにおいては当然ある。一時期Jリーグ秋冬制になる案が浮上しましたけど「北海道を含めた降雪地帯を見放すのか」と議論になったじゃないですか。降雪地を救済することはできないですし「そのときだけアウェイで南に出ていろ」というのもめちゃくちゃハンデになるので結局(その案は)流れてしまったわけじゃないですか。

──そうですね。ちなみに佐々木さんは幸野さんのことはイベントの前から知っていたんですよね。

佐々木 僕はパッションを大事にしているんです。情熱的にコーチングするほうなので、幸野さんが「パッション」という書籍を出していたので読んでいました。まさかこんな出会い方ができるとは思っていませんでした。

幸野 ありがとうございます(笑)。

佐々木 すごく面白いです。「こういう考えが日本全国に広まったらどんなにみんな幸せだろうか」と思って読んでいました。

──それで刺さったのが「育成年代においてもハードを使わなければダメだ」という話だそうで、ハードはコンサドーレと違ってファミナスさんとトロンコさんはない。ハードに対してはどんな考えですか?

佐々木 この本の中に「ソフトよりもハードに投資しろ」という章がありまして、僕としてはこの不利な土地でどうやって環境を整えていくかということも考えていかないといけないのは間違いないのですがそこに簡単に着手することができないという中でソフトに対しての質をずっと求めてやっきたので、こういったものを読んで限りなくハードが重要だというところに共感しています。今現在僕らが常時使わせていただいているのは高校のクレイ(土)のコートをお借りしてトレーニングさせてもらっています。月3回は旭川市の人工芝の施設をタイ味イングが良ければ使えるのでそこを使わせてもらうというやり方でトレーニングしていて、1週間に1回は体育館でフットサルをプレーしているという練習環境です。なので「毎日人工芝で練習できたらどれだけ幸せなんだろう」というのは指導者として選手の気持ちを考えてもすごく思います。

──菅原さんのファミナスはどういう環境で活動していますか?

菅原 ファミナスは実業高校のめちゃくちゃきれいな人工芝のグラウンドで毎日練習させてもらっています。そういう面で旭川で恵まれているのはコンサドーレ東川とファミナスくらいですね。

──コンサドーレ東川もいい環境なんですか?

菅原 コンサドーレ東川も人工芝ですね。

北原 東川町の人工芝のグラウンドを使わさせていただいております。

──人工芝のグラウンドはそんなに希少なんですか?

菅原 希少です。

──では子どもたちは土のグラウンドでプレーしているんですね。

菅原 普通の少年団のチームは小学校の土グラウンドが普通です。あとはコンサドーレ東川以外の僕ら町クラブがどういった環境でやれるかというところ。ですが旭川の人工芝グラウンドは4種だけじゃなくいろいろなカテゴリーが使うので予約が埋まっていて使いたくても使えない状況なのであと1つ、2つあればいいなと思いますね。

──グラウンドを作ることに対しての課題はケンさんはどう思いますか?

幸野 本でその章を書いたときは北海道のことをイメージしていたわけではありませんでした(笑)。北海道の人たちまで同じようにグラウンドを作れと言うつもりはなく普遍的に書いたわけですが、僕らが本土で北市川フットボールフィールドのようなグラウンドを作っても(年間の)40%の時間も使えなかったらとてもペイできない。だから何か別の方法が必要だと思うし、そこをエンターテイメントに変える要素を北原さんがこのzoom中に僕へLINEしてきたのですが……。

──次郎さん、何を送ったんですか?

北原 ヨーロッパで大人のサッカーをやっているスタジアムの傍でお風呂に入っている写真ですね。

幸野 デンマークのホブロスタジアムで温泉に浸かりながらめちゃくちゃ雪が降っている中でサッカー観戦できるようになっているんです。ハンデをこのように変えてしまう発想はすごいなと思って。この中でも普通にトップリーグでは試合をしているんですよ。

──でも旭川の降雪量はこのレベルじゃないですよね。

北原 そうですね(笑)。

幸野 すみません(笑)。でもコンサドーレもスタジアムの横を全部温泉にしたらいいじゃないですか。

北原 そうですね。温泉の熱で雪を溶かせばいいですからね。

プレミアリーグU-11を北海道で開催するワケ

──いろいろとお話をしてきましたがプレミアリーグ北海道U-11についても話せればと思います。次郎さん、これは2年前から始まったんですよね?

北原 そうですね。去年は残念ながらコロナの影響でできませんでしたが。

──これはどういう基準でチームに参加の声をかけたんでしょうか。

北原 2019年のときに実際に動き出したのは4月を過ぎたくらいで、すごくバタバタしていたので我々のアカデミー組織を中心にコミュニケーションを取っている方たちにお声がけさせてもらいました。

──コンサドーレからは札幌、東川、釧路、室蘭といった各地域のチームと旭川のファミナスとトロンコ、室蘭のFC DATE。素朴な疑問ですがどうやって試合をしているんですか?

北原 本当に急だったのでこの年はコンサドーレ札幌のアカデミーのグラウンドに毎回来てもらってやっていました。全ての交通の整備は札幌に向けて整備されているので「集まりましょう」となったら札幌になることが多い。旭川と室蘭は2時間圏内ですけど、釧路が4時間かかるので朝から出てきてもらって2時間試合してもらってまた4時間かけて帰ってもらうというのは非常に心苦しいですね。

──実際に参加している佐々木さんと菅原さんはどうして参加しようと決めたんですか?

佐々木 僕らとしてはやはりより高いレベルのチームとリーグ戦を戦えるという機会としては非常にありがたい環境ですので、旭川から札幌までの交通の時間を考えたら全然参加させてもらえた方がありがたいなと思って参加しています。

幸野 実際に試合をやってみてどうでしたか?

菅原 ボコボコにされるのはコンサドーレ札幌だけですね。全然強いですけど旭川にいてボコボコにされる経験はないので、自分たちのレベルより高いレベルの相手と戦う環境を与えるのが指導者の仕事かなとすごく感じています。「今はこういう時期だから同じくらいの力とやろうか」とか「何もできないくらいやられるのも大事だな」と思ったら自分たちより格上とやらせてもらう。それが年上になってもダメなんですよね。フィジカルの差がどうしても逃げ道の理由になってしまうからやはり同年代で何もさせてもらえなかったり、何が違うのかと子どもたち本人が感じてくれることが成長につながるのかなと。自己解決の力につながるかなと思って参加させてもらいました。

──トロンコもファミナスも旭川ではかなり強い方なんですか?

菅原 自分たちで言うのもなんですけどコンサドーレ東川に続いてトロンコとファミナスが2強を争って「コンサを頑張って倒す」くらいの位置で頑張っています。

──なるほど。そういう面ではそれ以上のチームと戦うためにこうして外へ出ていく必要があると。

菅原 そうですね。そう思って出ていました。

佐々木 さっきカズが言ったように子どもたちが体感して経験して感じてより「やりたい」、「やらなきゃ」という思いになることの方が多い。僕らがどれだけ高い水準を求めていてもそこを必要としなければそこを求めないのでその経験の場というのは必ず必要になると思っています。これが今は北海道のリーグとしてやってもらっていますけどそれが全国の相手に対しても経験させてあげたい気持ちは間違いなくありますし、そこから得られるものはより成長を加速させると思っています。

──旭川の大会はトーナメントが多いなか、リーグ戦はどう思っていますか?

菅原 そんなことないよね?

佐々木 最近は全日本少年サッカーも年間を通してのリーグ戦を行っていますし、「試合数を増やそう」という考え方になってきているので、予選はリーグ戦、決勝はトーナメントですね。先ほども言われた1クール目と2クール目と2試合やることで戦い方が変わるとか1試合目を分析して2試合目、どう挑むかというところは指導者内ではやっていますけど、子どもたちに対してそこまで深く落とし込めていません。先ほど幸野さんがお話ししていたところは今後率先してやっていきたいですね。

──ケンさんも本の中で、2巡で行う重要性をかなり言われていますよね。

幸野 そうですね。なんで僕がリーグ戦を全国でどんどん推進しているかというと、トーナメント主体でやっている全日本少年サッカー大会とか全国高校サッカー選手権とかインターハイとか野球の甲子園とか、トーナメント主体で行っている国はヨーロッパや南米にはない。90%の試合はリーグ戦が基本なんです。なぜかと言うとリーグ戦というのは基本的に16チームブロックが多いですけど、そうするとホーム15試合、アウェイ15試合で30試合を戦うことによってホームとアウェイを繰り返すことで一度やった試合の反省点を修正して、次の試合をするというサイクルによって選手も指導者も学ぶ仕組みができているんです。だけど日本はトーナメントばかりやっているから次にいつ戦うのかもわからないような相手と試合をするのでそれを映像で分析して振り返っても意味がない。だからリアリティがなくなってしまう。選手たちがそういう思考にいかない。

ヨーロッパの選手たちはコーチに言われなくてもやられた相手に二度とやられたくないので当たり前に振り返る。僕自身もヨーロッパにずっといてその中で育ってきたので当たり前のようにその仕組みを導入しないとそもそも日本の育成のスタートに立てない。だから6年前に「日本サッカー協会が組織するリーグ戦化がなかなか進まないよね」とみんなが言ったときに「僕らがいいと思ったことをやればよくて、なんで日本サッカー協会に頼るのか」と僕は思っていたので「じゃあ俺らがやるよ」と言って日本サッカー協会に代わって僕らがリーグ戦を立ち上げました。それをどんどん広げていったら33都道府県とこんなに広がりました。

東北も今までは青森県と福島県の2つの県でしかできていませんでしたが4月から東北全6県でプレミアリーグをスタートできるようになりました。これは素晴らしいことですし、これで40都道府県くらいになっていると思うのであと1、2年で全国制覇できるんじゃないかと思っています。これだけ多くの人がリーグ戦の素晴らしさを体感して、3ピリオド制で全員が試合に出場できる仕組みを採用しているので試合に出られない子はいないので楽しみながら強くなることを実現したい。これが全国で当たり前のような形になればいいなと思っています。

──次郎さんはこのプレミアリーグの話が来たとき、どんなふうに感じましたか?

北原 当初話が来たときはまだこのプレミアリーグU-11の理念とかそれに伴うルールの背景を理解していなかったので初年度はしっかりできていなかったかなと思います。ですが「まずはやることが大事だ」と思ったのでお話があったときにすぐ「やらせてもらいます!」と返答しました。ただやはりグラウンドの問題があるので「とりあえず自分たちのグラウンドでとにかく今年はやってみよう」というのが正直なところ。でも実際にやってみてかなり重要なことだと感じました。

──菅原さんと佐々木さんも「是非参加したい」とのことでしたが今シーズンの予定はこれからですか?

北原 そうですね。是非やりたいと思っていました。ただ、去年は札幌と札幌以外の行き来がコロナの関係で規制されていたのでそういう意味ではすごく難しく、その辺りとの兼ね合いを考えながら2021年度はやりたいなと思っています。


幸野健一(こうの・けんいち)
プレミアリーグU-11実行委員長/FC市川GUNNERS代表/サッカーコンサルタント

著書
パッション 新世界を生き抜く子どもの育て方

1961年9月25日、東京都生まれ。中央大学卒。サッカー・コンサルタント。7歳よりサッカーを始め、17歳のときに単身イングランドへ渡りプレミアリーグのチームの下部組織等でプレー。 以後、指導者として日本のサッカーが世界に追いつくために、世界43カ国の育成機関やスタジアムを回り、世界中に多くのサッカー関係者の人脈をもつ。現役プレーヤーとしても、50年にわたり年間50試合、通算2500試合以上プレーし続けている。育成を中心にサッカーに関わる課題解決をはかるサッカーコンサルタントとしても活動し、2015年に日本最大の私設リーグ「プレミアリーグU-11」を創設。現在は33都道府県で開催し、400チーム、7000人の小学校5年生選手が年間を通し てプレー。自身は実行委員長として、日本中にリーグ戦文化が根付く活動をライフワークとしている。また、2013年に自前の人工芝フルピッチのサッカー場を持つFC市川GUNNERSを設立し、代表を務めている。

北原次郎(きたはら・じろう)

プレミアリーグU-11北海道地域委員兼北海道実行委員長/北海道コンサドーレ札幌のアカデミーダイレクター

1981年10月23日、北海道生まれ。筑波大学卒。大学卒業後の2004年に母校・筑波大学蹴球部のコーチとして指導キャリアをスタートし、2005年から2010年まで、ジュビロ磐田に籍を移し、スカウト兼コーチやテクニカルスタッフを担当。その後も、清水エスパルスコーチ、ジェフユナイテッド市原・千葉、コンサドーレ札幌コーチを経て、2015年にコンサドーレ旭川U-15監督、2016年から現職に。Jクラブのゲーム分析や、アカデミーでの指導、指導者たちの統括など様々な役職を経て、現在も育成年代に多角的な立場で携わっている。「個人の能力だけではなく、グループの中で力を発揮できるような育成」を軸に“どんな選手でも成長させること”を目指している。

菅原和紀(すがわら・かずのり)

元フットサル日本代表/Faminas監督

1982年7月14日、北海道生まれ。20歳の時にフットサルを始めると佐々木洋文と共に設立した「divertido S.S.P」でいきなり全国4位に輝き、2年後に設立した「DC旭川フットサルクラブ」では全国優勝を経験。全国大会で2年連続最優秀選手賞を獲得した。その後、2009年からエスポラーダ北海道でFリーグに舞台を移し、日本代表としても活躍。当時の日本代表監督からは「日本最高のレフティー」と称された。2010年の引退後に指導キャリアをスタート。地元・旭川でU12のクラブチーム「Faminas(ファミナス)」を立ち上げ、現在も監督を勤めている。

佐々木洋文(ささき・ひろふみ)

元エスポラーダ北海道/トロンコ旭川FC代表

1982年7月19日、北海道生まれ。「divertido S.S.P」で全国4位、2年後に設立した「DC旭川フットサルクラブ」では全国優勝を経験。2009年からエスポラーダ北海道の選手として、鳴り物入りでFリーグに参戦した。華麗なテクニックと甘いマスクで人気を集めた。2010年に引退後は古巣・DC旭川フットサルクラブで指導をしていたが、2016年には、現在の「トロンコ旭川FC」の原型となるアカデミーを、小学校時代の同級生でもある元フットサル日本代表・高橋健介と共にスタート。世界水準の育成理念を掲げるクラブの代表として活動している。

北健一郎(きた・けんいちろう)

WHITE BOARD編集長/Smart Sports News編集長/フットサル全力応援メディアSAL編集長/アベマFリーグLIVE編集長

1982年7月6日生まれ。北海道出身。2005年よりサッカー・フットサルを中心としたライター・編集者として幅広く活動する。 これまでに著者・構成として関わった書籍は50冊以上、累計発行部数は50万部を超える。 代表作は「なぜボランチはムダなパスを出すのか?」「サッカーはミスが9割」など。FIFAワールドカップは2010年、2014年、2018年と3大会連続取材中。 テレビ番組やラジオ番組などにコメンテーターとして出演するほか、イベントの司会・MCも数多くこなす。 2018年からはスポーツのWEBメディアやオンラインサービスを軸にしており、WHITE BOARD、Smart Sports News、フットサル全力応援メディアSAL、アベマFリーグLIVEで編集長・プロデューサーを務める。 2021年4月、株式会社ウニベルサーレを創業。通称「キタケン」。

関連記事

  • SHARE