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米下部コーン・フェリーで歴史的な『57』 チリの30歳がPGA最少スコアをマーク

ビッグスコアをたたき出したクリストバル・デル・ソーラル(撮影:GettyImages)

歴史的なスコアが誕生した。8日からコロンビアで開催された米下部コーン・フェリーツアー「アスタラ・ゴルフ選手権」で、チリの30歳、クリストバル・デル・ソーラルが2イーグル・9バーディの「57」をマーク。13アンダーをたたき出した。

パー70ながら、「57」はPGAツアーが主催するツアーとしては史上最少スコア。パー70での「57」もプロゴルフトーナメントでは初めてのことで、まさに大記録となった。

1番からスタートし、前半で1イーグル・6バーディを奪って「27」でターン。これはコーン・フェリーツアーの9ホール最少スコアを更新するものであった。その後も勢いは止まらず、12番パー5で2つ目のイーグルを奪取。上がり3ホールはパーを並べて、歴史的スコアが生み出された。

当地のボコタCCラゴスCの全長は6254ヤードと距離が短く、さらに海抜2600メートルという高地。しかしながら、フェアウェイが狭くトリッキーなグリーンで、選手にとってはチャレンジなコースだという。実際にデル・ソーラルが「57」をマークするまでに、同コースを50台で回ったことがあるプレーヤーはゼロだった。

これまでの最少スコアは、2016年の下部ツアー「エリー・マエクラシック」のステファン・イェーガー(ドイツ)、その翌週の「トラベラーズ選手権」のジム・フューリク(米国)が記録した「58」だった。

デル・ソーラルは「信じられない」と興奮気味にホールアウト。「ただぼくはプレーしていただけだった。18番のフェアウェイでキャディに歩きながら『60を切れそうかな?』と聞いたら、『もう少し(スコアを)出せそう』だと言われた。きょうは本当にいいゴルフだった。ティショットやチップショット良かった。そしてパットも。素晴らしいラウンドでとてもハッピーだ」と喜びをかみしめた。(文・武川玲子=米国在住)

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