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初シードは何人で平均年齢は? 今年も出場権をめぐる戦いは熱い!【23年女子ツアー丸わかり】

はんなり京女・川崎春花(写真)ら11人が初シード(撮影:GettyImages)

3月2日から行われる「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける2023年の国内女子ツアー。今年もこれまでと大きく異なる点、注目すべきポイントが存在する。ということで「23年の女子ツアーで知っておきたいこと」を予習・復習しておこう。今回は初シードとそれに伴う変動について。

若手の台頭が著しい現在の国内女子ツアー。それに伴う“新陳代謝”も高まるばかりだ。今シーズンを初シード選手として迎えるのは、昨年9月のメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」での初勝利を含む2勝を挙げた川崎春花(メルセデス・ランキング14位)ら11人。記録が残る2001年以降の最多初シードは06年、08年の14人でそれには及ばなかったが、18年から5シーズン連続で二桁人数を記録している。

シードを獲得した50人の平均年齢は26.6歳(昨年12月31日時点)。最年少は19歳の川崎、佐藤、尾関のルーキートリオで、最年長は40歳の全美貞(韓国)。この26.6歳は2001年以降で3番目の年少記録となった。最年少は20-21年シーズンの26.3歳で、次いで19年の26.4歳が2位。これに続く記録となった。01年から5シーズンは30歳オーバーだったが、それ以降は17季連続で平均年齢20歳台となっており、若年化が進んでいることも感じられる。

初シード選手がいる一方、その権利を喪失した選手も。ツアー14勝の35歳・有村智恵(メルセデス・ランキング60位)や、26歳の岡山絵里(同64位)、27歳の永峰咲希(同65位)といった実力者の名前も並ぶ。永峰は20年のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」優勝で手にした3年シードを行使することになる。また43歳の李知姫(韓国、同81位)は01年から守ってきた権利を喪失。21季連続となればツアー記録更新だったが、それは実現しなかった。

ツアートップの証ともいえる、シード選手の肩書をめぐる争いは今年も大きな注目ポイントのひとつになる。シーズンを終え、笑う選手、泣く選手は一体?

【今季の初シード選手】
川崎春花(メルセデス・ランキング14位)、岩井千怜(同17位)、佐藤心結(同27位)、佐久間朱莉(同29位)、セキ・ユウティン(同35位)、後藤未有(同36位)、岸部桃子(同39位)、岩井明愛(同40位)、尾関彩美悠(同41位)、阿部未悠(同44位)、小倉彩愛(同50位)

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