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「肩の荷がおりました」 櫻井心那の地元メジャーが終了、印象に残ったできごとは?

地元でのメジャー大会を見事に戦い抜いた櫻井心那(撮影:福田文平)

<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇10日◇パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)◇6755ヤード・パー72>

「やりきりました」。地元・長崎県でのメジャー大会を終えた櫻井心那は、クラブハウスに戻るとホッとしたように感想を話す。注目を集め続けた4日間が終わった。

30位からスタートした最終日は、前半で2つ伸ばすと、14番、15番も連続バーディとリーダーボードを駆け上がる。「ショートパットに慣れてきて。打ち方が分かってきました」。猛暑の影響で芝が枯れ、硬く、速くなったグリーンへの戸惑いも軽減。幼少時から足しげく通ったコースの、これまでにない“表情”を見る機会でもあった。

終盤の17番パー3はティショットを池に落としダブルボギーを叩いたが、トータル1アンダーでホールアウト。「終わった~。肩の荷がおりました」。これまで感じたことがなかった重圧からも解放された。地元で得た課題はラフからのショット。フェースの開き方、体重移動…、そういったものを今後のツアー生活に向け再確認する。

常に大きな歓声を浴びたが、「ギャラリーの数が多くてありがたかったです」というのは、櫻井自身も一番印象に残ったことだと話す。特別な大会であるのは間違いないが、長いシーズンにおいてはたった“1試合”だ。「いいショットも増えてきたし、来週から期待が持てそうです」。ここを通過点に、レギュラーツアー4勝目を目指していく。(文・間宮輝憲)

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