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「しっかり実力を発揮できるように」 ルーキーイヤーでツアー初V、尾関彩美悠が見つけた課題とは?【開幕戦注目選手】

尾関彩美悠が「2」年目のシーズンへ(撮影:Getty Images)

2021年11月の最終プロテストにトップで合格したルーキーは、プロ1年目から大注目を浴びた。尾関彩美悠(あみゆ)が9月「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で逃げ切り、ツアー初優勝。あどけなさが残る19歳が大仕事をやってのけた。

吉田優利とトータル12アンダーで並んで迎えた最終18番。ラフからの2打目を1メートルにピタリとつけ、パーパットを残した吉田より先に、このウイニングパットを決めた。尾関自身も「特に印象に残っている」と話すこの場面は、新人離れした精神力と存在感を示したシーンだった。ファンの脳裏にも焼き付いているはずだ。

それでも、まだプロ1年生。初めてのツアー参戦で、「ショートゲームの技術をもっと上げること」と課題は明確になった。昨シーズンのリカバリー率は56.8765%で83位、サンドセーブ率は40%で53位、パーセーブ率は83.2593%で65位。このオフは沖縄で体力強化のトレーニングに励みながら、コツコツと苦手克服の技術アップにも取り組んでいる。

快挙を成し遂げて迎える2年目の目標は、もうワンランクアップ上の「複数回優勝」。昨シーズンは同期の川崎春花が先に優勝を飾り、その「悔しさ」を発奮材料にして勝利に変えた。「開幕戦のダイキンオーキッドから、しっかり実力を発揮できるよう頑張ります」。2003年度生まれの注目世代を、我先にと言わんばかりに、引っ張っていってほしい。

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