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「久しぶりのビッグスコア」 稲見萌寧が納得の『65』で今季初V射程圏内

稲見萌寧が納得の「65」。久々の優勝争いへ挑む(撮影:佐々木啓)

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目◇12日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6702ヤード・パー72>

1イーグル・5バーディ・ボギーなしの「65」。7つスコアを伸ばした稲見萌寧がトータル8アンダー・5位タイに浮上し、今季初優勝を射程圏内に捉えた。

「久しぶりにビッグスコアが出せました。後半最後のほうは、ショットもパッティングも良かったです」と、笑顔で振り返った。この日の「65」は今季自己ベストタイ。開幕3戦目の「Tポイント✕ENEOSゴルフ」初日以来、約5カ月ぶりのビッグスコアだった。

「フェアウェイキープ率が良くて、フェアウェイから打てていたのが良かったです。外したのはスタートホールだけだと思います」。10位に入った6月の「アース・モンダミンカップ」ごろからショットの調子が上がっていて、この日はショットとパッティングがガッチリとかみ合った。

初日は1アンダーだったが、480ヤードの16番パー5で「アンラッキーがあった」という。

「セカンドショットが3Wじゃ大きいし、U3では短いという距離。U3をカツカツで打ったら、ガードバンカーにはまって。あと1ヤード飛んでいればというところだったんですが、バンカー内でボールが埋まってしまってアンプレヤブルをしてのボギー。そのホールできょうはイーグルを獲れたので良かったです」

そう話したように、この日は残り220ヤードで3Wを持てる距離だった。それをピン左11メートルにつけ、1パットで沈めてイーグルを奪取。初日のアンプレヤブルはボールがバンカーのアゴに深く埋まってしまい、ティでほじくり返さないとボールが出てこない状態だったという。たった1ヤードのキャリーの違いで、結果は大きく変わった。

あすの最終日は「久しぶりの上位争いなので、楽しみながらバーディを獲れたらいいなと思います。ショットもパッティングも大事ですが、まずはショットでいいところにつけなくてはなりません。アイアンがうまく当たっていないときがあったので、これからしっかり修正します」。昨年8月の「ニトリレディス」以来、約1年ぶりの通算13勝目をつかみにいく。(文・河合昌浩)

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