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渋野日向子はミスで落とした一日を反省も“逆転”に意欲「しっかり上だけを見て」 

9番ボギーで苦笑いを浮かべる渋野日向子(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<ロッテ選手権 2日目◇13日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6603ヤード・パー72>

3バーディ・4ボギーと1つスコアを落としてしまったラウンドに、渋野日向子は「めっちゃ悔しいっす」と言い放つ。風が強まった午後組でのプレーだったが、「けっこうハードでしたけど、風のせいではない。自分のミスが多くて残念です」というのがその理由となる。

例えばショットでは、風が吹いたことで緩んでしまい、右へのミスが出たことに悔いが残る。前日ダブルボギーを叩いた6番では、この日も1つスコアを落とした。「ティショットは右に池があって気持ち悪い。左にもバンカーがあるし、セカンドショットも右が落ちているのに左が池だから、フェアウェイキープしないと難しいホールだなと感じています」。9番パー3ではティショットが左の池手前の深いラフに入りアンプレヤブルを宣言。「伸ばさんといけんと思ってた。そこで伸ばせなかったのが残念」。こういったひとつひとつのプレーを反省する。

ただ、そのミスについては「こういうスイングをしたから、こういうミスが出たという感じで理由が分かるから、いい風にとらえている。いろいろなものが出て、どうしようもないわけではない」と話す。「ウェッジがチャンスについてる。1番、10番とか、獲れてないけど13番とか。距離感も合っていていいイメージかな。パッティングも3パットはしたけど、そんなに悪いイメージではない」とプラスに感じる部分も多い。

強い風が吹き続けるタフなコンディションでは、伸ばしあいの展開にはならず、トップも8アンダーで止まっている。2アンダー・18位タイの渋野との差は6打差。残りも2日間あり「まだチャンスはあると思うから、しっかり上だけを見て頑張ります」という言葉も力強い。ムービングデーは攻めの姿勢で、2位になった昨年同様、優勝争いに名乗りを挙げたい。(文・間宮輝憲)

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