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椎間板ヘルニアを手術で乗り越え、16歳の鈴木陽菜が最年少でマイナビネクストヒロイン初出場 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

ネクストヒロインゴルフツアー史上最年少で初出場の鈴木陽菜(右) 鈴木と同組でラウンドした高原花菜(左) ともに成長できる仲間がいるから笑顔でいられる(撮影:石井健)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第2戦 マイナビカップ 最終日(1日競技)◇21日◇富士桜カントリー倶楽部(6164ヤード・パー72)>

将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(以下MNGT)。22年は年間12試合を開催する予定で、この日は第2戦マイナビカップが富士桜カントリー倶楽部(山梨県)で行われた。

優勝カップを持って笑顔の和久井麻由【写真】

今大会にはMNGT最年少出場となる16歳の選手がいた。05年9月生まれの鈴木陽菜だ。鈴木はティーチングプロである父の指導のもと、16年から本格的にゴルフを始めた。19年には関東ジュニアゴルフ選手権で決勝に進出するなど、その才能の片鱗を見せ始めていたが、20年に腰椎椎間板ヘルニアを発症。医師からの助言でゴルフ選手の道からの撤退を余儀なくされた。だが21年、本人の強い意思で手術に踏みきり執念でプロゴルファーになる夢へと再始動した選手だ。

今大会は4オーバー26位タイと成績は奮わなかったが、「2年ぶりの試合でマイナビネクストヒロインは初出場だったので、前向きに楽しくラウンドしました」と鈴木。復帰第一戦、ゴルフはヘルニア発症前の状態と比較してどれくらい戻っているのかを聞くと「まだ荒さがあるので80パーセントくらいです」と笑顔で答えた。

いまはゴルフができる、試合に出られるということがうれしくて仕方がない様子。「もう諦めていて、ゴルフはやらないと思っていました」と話すように、絶望的な日々が続いていたという。

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