「仕事を終えるために、新しい1Wを」ローリー・マキロイ、3度目のドバイ制覇に『テンセイ』を選ぶ！？

「仕事を終える」という表現で、優勝を見据えるマキロイ。FWに入れていた『テンセイ』を1Wにも！？（撮影：GettyImages）

＜DPワールドツアー選手権 事前情報◇13日◇ジュメイラGエステーツ（7,675ヤード・パー72）＞

今週は、欧州男子ツアーの最終戦「DPワールドツアー選手権」が開幕し、2018年の年間王者が決定する。現在のポイントランクトップを独走するのは、フランチェスコ・モリナリ（イタリア）。2位には、昨季の年間王者トミー・フリートウッド（イングランド）、3位にジャスティス・ローズ（同）が続いている。

そして、同6位のローリー・マキロイ（北アイルランド）は過去2勝（2012、2015年）という相性のいい大会を迎え、今年を振り返る。

「（欧州最終戦を迎え）今年を総括すると、BやBマイナスの評価になるかもしれない。でも、大きな大会に勝つチャンスがあった。6度最終組でプレーしたにしても、ボクが望む年ではなかったね。16年は3度、17年は4度最終組でプレーし、それは大きなプラスだった。でも、最終組に入っても、仕事を終える（優勝する）ことはそれほど進んでない」（ローリー・マキロイ）

仕事を終えるために、何が必要なのか。大きな大会で最終組のポジションに身を置く回数を増やし、「毎回それを学ぶこと」という。そして、今大会では新ドライバーへの変更がそれに当たるとプランを明かした。

「思い返せば、日曜日のオーガスタ（マスターズ）での最初のティショット。最終日のウェントワース（BMW PGA選手権）、それに、アクロン（WGC-ブリヂストン招待）の最終日。ツアー選手権の最終日。ボクがそれらの試合で良いプレーができなかったのは、ボールをフェアウェイに入れられなかったこと。その理由は、ドライバーの右へのミスがあるからだね」（ローリー・マキロイ）

そして、練習の様子をTwitterに公開したマキロイ。「今日はソリッドレンジセッション。新しいドライバーは気分がいい」とつぶやき、先週初優勝した額賀辰徳と同コスメの三菱ケミカル『テンセイCK Pro ホワイト』らしきものにシャフトを交換した模様。（ヘッドはおそらく[⇒額賀、クーチャー、ウェストウッド、今週の優勝者に目につくシャフトの変化【記者の目】]()

過去に4年間UAEに住んでいたマキロイ。「ドバイ・デザート・クラシック」で2勝、「ドバイデューティーフリー・アイリッシュ・オープン」で1勝、そして今大会は2勝。過去13度の欧州ツアー優勝（メジャー、WGC含む）のうち、5度勝利した想い出の地“ドバイ”で、6度目の仕事を終えにいく。