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「クレイジーだ」カリーも上機嫌!ウォリアーズの“ビッグ3”が2019年ファイナル以来初の揃い踏み<DUNKSHOOT>

ウォリアーズのビッグ3、グリーン(左)、トンプソン(中央)、カリー(右)が揃ったのは2019年のファイナル以来だった。(C)Getty Images
 現地時間3月14日、ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームのチェイス・センターでワシントン・ウィザーズを126−112で下し、5連敗後に4連勝を飾った。

 この日、楽天グループ株式会社とNBAは両チームによる「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten」の開催を発表。今秋の“ジャパンゲームズ前哨戦”はウォリアーズに軍配が上がった形となった。

 勝利したウォリアーズでは、ステフィン・カリーがゲームハイの47得点に6リバウンド、6アシストと大爆発。さらにクレイ・トンプソンとジョーダン・プールがそれぞれ20得点、ジョナサン・クミンガが12得点、8リバウンド、2スティール、2ブロックと続いた。

 そしてこの試合で、ふくらはぎの張りと腰の椎間板を痛めて2か月以上戦列を離れていたドレイモンド・グリーンが復帰。ベンチから約20分間のプレーで6得点、7リバウンド、6アシストをマークしたほか、出場時間帯における得失点差で両チーム最多の+24と、存在感を見せつけた。

 試合後、「俺としては最高だったと思うね。パスからリズムを掴んでいったんだ。俺はこれまでもずっと、パスを通じて自分のリズムを見つけてきたからね」とグリーンは上機嫌で語った。
  この男の復帰で、ウォリアーズはカリー、トンプソン、グリーンというビッグ3が久々にコート上で共演。最後にこの3人が同時に出場したのは2019年のNBAファイナル第6戦で、実に2年9か月ぶりとなった。

「僕とクレイ、それにドレイモンドが本当に久しぶりにコートに立ったと考えるとクレイジーだね。この一体感を構築し続けて、互いをもっと知っていきたいね。僕らはもの凄くそれぞれを補完できるんだ」とカリーは嬉しそうに久々の共演を振り返っていた。

 ウォリアーズは今季69試合を終えてウエスタン・カンファレンス3位の47勝22敗(勝率68.1%)。2位のメンフィス・グリズリーズとはゲーム差なしで、3シーズンぶりのプレーオフ進出はほぼ確実だ。

 15、17、18年の優勝を経験した3人が揃い、さらにチームは開幕から欠場していたビッグマンのジェームズ・ワイズマンの復帰も噂されている。そのほかにもアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プール、ケボン・ルーニーら優秀なタレントが揃った彼らはハイレベルなウエストを勝ち抜き、19年以来となるファイナルの舞台に辿り着けるのか。今後の動向からも目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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