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未来のナンバー1候補である18歳のアルカラスがツアー優勝し歴史を作る「正直言って信じられません」<SMASH>

難しい状況にも対応し、ツアー2勝目を挙げたアルカラス。(C)Getty Images
男子テニスツアー「リオ・オープン」(2月14日~20日/ブラジル:リオデジャネイロ/クレーコート/ATP500)では現地時間2月20日にシングルス決勝を実施。第7シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク29位)が第3シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同14位)を6-4、6-2のストレートで破り、同大会初の優勝を果たした。

今大会は悪天候による順延もあり、19日には第1シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/6位)との準々決勝、ファビオ・フォニーニ(イタリア/38位)との準決勝のダブルヘッダーを勝ち抜いた18歳のアルカラス。

迎えたシュワルツマンとの決勝では序盤の第2ゲームで先にブレークを許す苦しい展開となるも、直後の第3ゲームでブレークバックに成功。第9ゲームでは2度目のブレークを奪い、第1セットを先取する。

続く第2セットもアルカラスはリターンゲームでシュワルツマンにプレッシャーをかけ続け、持ち味の力強いフォアハンドも炸裂。試合をうまくコントロールしたアルカラスが優勝を手にした。

アルカラスのツアー優勝は今大会が2度目で、昨年7月のウマグ大会(クロアチア・ウマグ/クレーコート/ATP250)以来約7カ月ぶり。18歳9カ月でのATP500の優勝は2009年に同カテゴリーが創設されて以降、最年少での快挙だ。
さらにアルカラスは今回の優勝により21日に更新される世界ランキングで自身初のトップ20入りも確定。こちらも18歳10カ月でトップ20入りを果たした同郷のレジェンド、ラファエル・ナダル(現5位)を抜く記念すべき記録となった。

ちなみにリオ・オープンは2020年にアルカラスが当時16歳でATPツアー初勝利を挙げた大会でもある。そんな思い出の舞台で男子テニス界に新たな歴史を刻んだスペインテニス界の新鋭は試合後のオンコートインタビューで「正直言って信じられません」と感無量。

そして「この1週間は、僕にとって素晴らしいレベルのプレーができました。久しぶりのクレーコートでの大会でしたが、この1週間のパフォーマンスには本当に満足しています。今は、素晴らしい気分です」と喜びをあらわにした。

インタビューの最後には「あなたは私のお手本であり、素晴らしい人物で、立派なプレーヤーです。コートでもジムでも、常にトレーニングをしている姿は素晴らしいです。私はあなたのことを素晴らしいインスピレーションの源だと思っていますし、これからもあなたのキャリアがうまくいくことを願っています」と対戦相手のシュワルツマンを称えることも忘れなかった。

昨年8月の全米オープンでも当時18歳にしてベスト8に進出するなど、成長著しいアルカラス。近い将来でのマスターズやグランドスラムでの優勝も期待できそうだ。

文●中村光佑

【連続写真】将来の王者候補アルカラスの動かされても力強く返球したフォアハンド

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