• HOME
  • 記事
  • テニス
  • 2021年シーズンを振り返るルブレフ。一番の思い出は「東京オリンピックでの金メダル」

2021年シーズンを振り返るルブレフ。一番の思い出は「東京オリンピックでの金メダル」

東京での最高のひと時を振り返ったルブレフ。(C)Getty Images
男子テニス世界ランク5位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、海外メディア『ユーロスポーツ』のインタビューで今シーズンの振り返りと、来シーズンへの目標を語った。

昨年は5つのツアータイトルを獲得するブレイクの年となったルブレフ。8位でスタートさせた今シーズンは、ツアータイトルこそロッテルダム大会での1つに留まったが、シンシナティ、モンテカルロの2つのマスターズと、ハーレの3大会で準優勝を果たした。

年末のデビスカップでは単複で計6勝を上げてロシアの優勝に貢献。今シーズンについて「素晴らしい経験ばかりだった」と満足気に振り返るルブレフだが、そんな中でもより一層思い出深いのは夏の東京での出来事だという。

男子の単複、そして混合ダブルスと3種目で東京オリンピックにエントリーしたルブレフは、アナスタシア・パブリチェンコワと組んだ混合ダブルス決勝で、同じロシア代表のアスラン・カラチェフ/エレーナ・ベスニナペアを下し、見事金メダルを獲得した。
「国を代表して獲得した金メダルに勝るものはない。試合が終わったとき、今まで感じたことのないような高揚感を味わったよ。デビスカップやマスターズの決勝も素晴らしいものだったが、オリンピックでのダブルス決勝のマッチポイントとは比べものにならないね」

9月にキャリアハイの5位に到達したルブレフは「もちろん、もっと上に行きたい」と、さらなる高みを目指してオフシーズンを特訓に費やしているという。

プレー面で改善したいと明かすのはバックハンドとセカンドサービス。さらに、「コートの後方でプレーすることが多い」という自身のスタイルを挙げつつ、「その分、チチパスやズベレフのような他の若手選手と比べるとネットで弱くなりがちだ。この点も進歩させたい」と、ネットプレーの強化にも取り組んでいるようだ。

すでに来季の全豪オープンへの出場を表明しているルブレフ。次世代の男子テニス界の覇権を握るべく、新たな挑戦が始まる。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】東京オリンピック・パラリンピックのテニス競技のメダリストたち

関連記事