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「来年はロジャーが見られる」フェデラーのカムバックをコーチが断言!本人も「最悪の事態は過ぎ去った」と前向き<SMASH>

復帰が期待されるフェデラー(左)と、コーチのリュビチッチ(右)。(C)Getty Images
男子テニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク16位)のコーチを務めるイワン・リュビチッチ氏がイギリスのスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』のインタビューに応じ、右ヒザのケガで長らく戦列を離れているフェデラーの現状を明かした。

2020年に2度の右ヒザ手術を経て、今年3月のカタール・オープンで約14か月ぶりにツアー復帰を果たしたフェデラー。だが、グラスコートシーズンでケガが再発し、今年7月のウインブルドン準々決勝で敗退した直後に再手術を決行。以降の出場を予定していた大会は全て取りやめ、日本時間8月15日に自身のSNSで「何か月もツアーから離れることになる」と発表していた。

それでも最近のインタビューでフェデラーは「ケガをして復帰した時は、毎日が良い日になるんだ。去年もそれを経験しているから、精神的な問題は全くない」と頼もしいコメント。具体的な復帰の時期については明言を避けたものの、「今はとてもうまくいっているし、リハビリも一歩一歩進んでいる。最悪の事態は過ぎ去った」と順調な回復ぶりをアピールしていた。
そんな中、2016年から約5年間にわたりフェデラーを指導してきたリュビチッチ氏も四大大会通算20勝を誇る40歳のカムバックを確信しているようだ。インタビューでは「彼が具体的にいつ、どの大会に出るのかはわからない」と前置きしつつも、「来年はロジャー(フェデラー)が見られる」と断言。

そして最後には「今はリハビリを続けていて、彼はゆっくりと回復している。(復帰を)急いでいるわけではない」と締めくくった。

年齢を考慮すれば完全復活への道のりは非常に厳しいと言わざるを得ない。だが、ツアー復帰直後に全豪オープン優勝を成し遂げた2017年シーズンのように、常に周囲の前評判を覆してきたのがロジャー・フェデラーという男だ。まずは治療とリハビリに専念した上で、まだまだこの先も現役で元気にプレーする姿を見せてもらいたい。

文●中村光佑

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