セレッソ、攻めのコロナ禍戦略…「なんかせなあかん!」プロジェクト
“セレ男”も「なんかせなあかん」
ー第四弾では、ローランドさんをゲストに迎えたオンライントークショー「THE ROLAND SHOW〜セレッソには“俺”がいる」でした。ローランドさんと企画を実現することになった経緯を教えてください。
赤堀:元はといえば、2019年のレディースデーの企画を考える際に、誰かアイコンとなるような人物はいないかと考えたことが発端でした。
三上:ローランドさんは帝京高校サッカー部出身で、かつてプロサッカー選手を目指していた方。今もサッカーが好きだと聞いて、「一緒に何かできたら面白いのでは」と思い、オファーをさせていただきました。
2020年2月には、セレッソ大阪「公認セレ男(セレオ)」としてアンバサダー契約を結びました。今回の企画も、アンバサダー契約の一環としての活動です。
コロナの影響もあって、今回実現が難しいのではないかという話にもなりましたが、ローランドさんからぜひやりたいと言っていただけて。わざわざ大阪にまでお越しいただいて、リアルでの対談が実現しました。
参加した西川潤選手、瀬古歩夢選手は、ローランドさんのご指名だったんです。若手の有望な選手と話したい、と。このチョイスからしても、サッカーに詳しい方だというのがわかりますよね。
今回、企画が決まってから実施まで2週間と時間があまりなく、かつ部署を超えて運営し、芸能人まで呼ぶ、ということは私自身初めてでした。これまでとは異なる経験で、とてもおもしろかったです。入社して間もない時期だったので、社内で多くの人とコミュニケーションをとるきっかけにもなりました。
ーやはり反響は大きかったのでしょうか?
三上:大きいです。セレッソ大阪にとって、キーパーソンだと感じています。インスタグラムのストーリーズで取り上げられることも多くなり、クラブの新たな露出でした。サッカークラブが彼のような著名人のストーリーズで取り上げられるのは、滅多にないことかなと。Youtubeにも動画を上げていただけました。
「サポーター第一」の気持ちを胸に
ーコロナ禍で、今まで経験したことがない状況になっていることと思います。組織としては、どのような影響があったのでしょうか?
赤堀:部署を横断して社内でひとつの目標達成に向けて取り組んだことは、社員がコミュニケーションをとるきっかけにもなりましたし、とても良い経験になったと感じています。サポーターの方々に喜んでいただくために、会社が一体となれたと思います。
選手とクラブの関わりも深くなりました。試合ができない状況下で、選手らも何かしたいという気持ちがあったので、とてもやりやすかったです。現場とフロントの関係がより深くなったのではないかと。
ーむしろポジティブな影響もあったんですね。スポーツのない日々を経験して、スポーツの持つ価値や存在意義について、改めて感じることもあったのではないでしょうか?
赤堀:人と直接接することが少なくなった今だからこそ、リアルで集まることの価値を再確認できた気がします。徐々に観客を入れて試合が再開していますが、サポーターの皆さんの楽しんでいる様子を見ると、リアルスポーツだから与えられる感動を改めて感じますね。
三上:セレッソ大阪のサポーターの方々って、すごく温かいんです。ファンやサポーターの方々がいてこそ成り立つのがクラブなので、このような状況だからこそ、しっかりと楽しんでいただける企画をこれからも作っていきたいです。
野口:将来セレッソに入りたいと思っている子供たちや支えてくださっている方々を常に念頭において、皆さんの思いに応えられるようできることをやっていくので、今後もセレッソ大阪にぜひご注目いただきたいです。
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