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サッカーの審判資格の種類や取得方法!持っているだけでサッカー観戦がさらに面白くなるかも?

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サッカーの試合をする上で欠かせない存在が、「審判」です。

審判がルールに則って公平にジャッジをしてくれるおかげで、選手たちはプレーに集中することができるのです。

そんな審判の仕事を、自分もできるようになったとしたならばどうっでしょうか?

意外と知られていませんが、サッカーの審判は4級から1級まであり、4級程度であればサッカーをプレーしたことがない人であっても十分に取得することができるのです。

この記事では、そんな「サッカーの審判資格の種類や取得方法」について解説していきたいと思います。

サッカーの審判資格の種類と取得方法

冒頭でも挙げた通り、審判の資格は4級~1級が存在します。(国際試合が担当できる「プロフェッショナルレフリー」もあり)

それぞれ取得していることで受け持てる試合に違いがあるので、それぞれ具体的に解説していきましょう。

4級審判員

4級審判員になると、「小学校、中学校、高等学校の公式戦」や「練習試合や紅白戦」などの主審及び副審を務めることができるようになります。

全国大会といった大きな大会では担当することができませんが、普段行われるサッカーの試合のほとんどはこの4級審判員の資格があれば対応尾可能となるのです。

人によっては、「中学生の全国大会を担当した」「大学生の公式戦を担当した」という人もいるくらいなので、非常に重宝される資格であると言えます。

取得方法としては、競技規則や審判法などの勉強や、実技1.5時間、ペーパーテストを30分受けることで取得することができます。

12歳以上の健康な人が対象となるので、中学生や高校生でも取得することができます。

1日の講習で取得することが可能で、サッカーにそれほど詳しくない人(何となくルールを知っている程度)でも十分に取得することが可能となっています。

3級審判員

3級審判員の資格を持っていると、4級審判員が担当できる試合はもちろん、都道府県サッカー協会が主催する公式戦の主審及び副審を務めることが可能となります。

重要な試合で審判ができるようになるので、実践経験や知識が必要となります。

15歳以上の4級取得者(4級を取得してから6ヶ月以上経過している人)という受験資格があります。

また、15試合以上の主審及び副審の経験(主審の経験が8試合以上、副審の経験が5試合以上)という条件もあるので、受験資格を得るのも意外と難しかったりするのです。

インターバル走による体力テストや45分の筆記テストも存在します。

こちらも1日で取得することが可能ですが、事前に12分間走のタイムを計っておく必要があります。

2級審判員

2級審判員の資格を持っていると、北海道、東北、関東、東海、北信越、関西、中国、四国、九州の9つの地域のサッカー協会が主催する大会で主審及び副審を務めることができます。

受験資格はより厳しくなり、3級審判の資格取得後2年以上かつ一定以上の経験を積んでいて、各都道府県の推薦を受けた人という条件となります。

3級審判資格と同様に筆記テストと体力テスト、実技テストが存在します。

1次審査を合格した人だけが2次審査に進み、そこで合格することができれば晴れて2級審判員の資格を取得できます。

1級審判員

1級審判員の資格を持っていると、Jリーグなどのプロクラブの試合で主審及び副審を務めることができます。

プロの試合ということで、かなりプレッシャーのかかる試合を担当することとなります。

受験資格も非常に高く設定されています。

2級取得後2年以上経過している34歳以下の人で、各地域のサッカー協会の推薦が必要となります。

こちらも筆記テスト、体力テスト、実技テストがあります。

審査は1年間かけて実施されます。

1次試験、2次試験、3次試験というように、約3ヶ月間の間に1つずつクリアしていくような流れとなります。

公式戦の実技はもちろん、合宿形式の研修会なども行われ、普段の生活態度、人間性、社会性などもチェックされます。

審判の資格を持っているとサッカー観戦がさらに面白くなる

サッカーをプレーしたことがあるという人は多いかもしれませんが、審判の資格を取得して実際に複数の試合を担当したことがあるという人はそれほど多くないはずです。

しかし、審判の資格を持っていると、選手たちの立場からではなく審判としての立場からもサッカーを見ることができるので、サッカー観戦をした時の面白さがさらにUPするはずです。

「なんで今のファウルなんだよー」

「なんで今の笛吹かないの?」

というような疑問も、審判の資格を持っていると、「おそらく○○だと判断したんだな」「あの角度からだと見えなかったのかも」というように、より深い視点でサッカーを観戦することができるのです。

また、自身がジュニア世代の親であれば、審判の資格を持つことで、練習試合や公式戦などで審判員が不足している時などに審判として大会に協力できるので、所属チームからもありがたい存在となることができるでしょう。

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