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冨安健洋の長期離脱を受け、英専門家がアーセナルのCL出場を危惧「トップ4への希望は大きく損なわれた」

「復帰まで数週間を擁する」という冨安。彼の離脱は大きな痛手だ。(C)Getty Images
 強行出場の代償はこの上なく、高くつきそうだ。

 アーセナルに所属する冨安健洋は、1月20日に行なわれたカラバオ・カップ準決勝リバプール戦で、右ふくらはぎの負傷から復帰し、3試合ぶりとなる公式戦出場を果たした。だが、この試合で再び同じ箇所の状態が悪化して23日のバーンリー戦を欠場。これについて、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「復帰まで数週間を擁する」と明かしている。

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 指揮官はリバプール戦の試合後、「トミヤスは怪我をしていたが、同じポジションの選手がいなかった」と出場の理由を語っており、フル出場させたことも含めその采配に各方面から厳しい意見が寄せられていた。

 英サッカーメディア『Football Insider』では冨安の負傷について言及しており、さらに、かつてリーズなどでプレーしていたノウェル・ウィーラン氏のコメントも紹介している。

 記事は「アーセナルのトップ4への希望は、トミヤスの怪我の発覚で大きく損なわれた」と銘打たれており、冒頭より「アルテタは、日本代表選手がリーグカップの準決勝で負けたとき、怪我をおしてプレーしたことを明らかにした」と綴られている。
  さらにウィーラン氏の意見として、「右サイドバックの欠場は、アーセナルの来季チャンピオンズリーグ出場への希望にとって『大きな打撃』になる」と主張、プレミアリーグ上位4チームに与えられる来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得が危ういと述べた。

 第23節終了時、アーセナルは勝点36の6位につけており、4位のマンチェスター・ユナイテッドとは勝点2差、ここからさらなる勝点の上積みが求められる状況だ。冨安は今季、ここまで公式戦18試合に出場、ディフェンスラインの一角として定着しアーセナルの躍進の原動力ともいえる活躍を続けてきた。その冨安の離脱はシーズン終盤へ向け、この上ない不安要素となることは明かだ。

 同氏は「大きな痛手だ。彼はフルバックとしては背が高いので、彼の守備力だけでなく、守備やセットプレーの際の空中戦の能力も失われることになる」と攻守において、冨安の欠場の影響は大きいとしている。

「アーセナルは今後、右サイドバックにセドリック・ソアレスか、カラム・チャンバースを起用せざるを得なくなる」と、同メディアは今後を見通している。決定的となった冨安の不在。復活を期すクラブは、厳しい局面に立たされることとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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