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半井重幸(写真:松尾/アフロスポーツ)

「パリ五輪」オリンピック初となる「ブレイキン」の金メダル候補、半井重幸の魅力

半井重幸(写真:松尾/アフロスポーツ)
オリンピックといえば、「陸上競技」や「水泳」、「柔道」、「サッカー」、「バスケットボール」、「卓球」、「バレーボール」、「体操」などを思い浮かべる人が多いだろう。

しかし、近年ではこれまで対象ではなかった競技もオリンピック競技に加わることが多くなった。

2028年ロサンゼルスオリンピックでは、クリケットやラクロス、スカッシュ、フラッグフットボールなども採用される。

そして開幕まで2ヶ月を切ったパリオリンピックでも、「ブレイキン」が新競技として採用されることになっている。

新競技「ブレイキン」とは?

日本では、「ブレイクダンス」という名称で知られている「ブレイキン」は、司会進行のMCと音楽担当のDJが存在する非常に珍しい競技スタイルとなっている。

試合形式は1対1の個人戦で、DJが流した音楽に合わせて対戦相手同士が交互に踊りを披露する。

最大1分間のパフォーマンスを3ラウンド行い、「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」という5つの採点基準を基に勝者を決定する。

・ステップと上半身を合わせた「トップロック」

・床に手をついた状態でステップを踏む「フットワーク」

・スピンなど華やかな動きを取り入れる「パワームーブ」

・激しい動きから瞬時にその動きを止める「フリーズ」

こうしたテクニック要素によって採点を高めていくことになる。

大注目の金メダル候補選手、半井重幸の魅力

新競技「ブレイキン」の金メダル候補の中に日本人選手が存在する。

日本ナンバーワンのブレイクダンスダンサーの半井重幸(22)だ。

この夏、大きな話題を呼ぶこと間違いなしの半井選手の魅力は、なんといっても「フリーズ」だ。

「Shigekix」とも呼ばれている半井選手はこれまで数々の大会で優勝を果たしていて、すべてのテクニックが非常に高いが、その中でも特に「フリーズ」を得意としている。

激しい動きから瞬時に体が凍ったかのように動きを止めるフリーズは、ブレイキン競技の大きな見どころの1つとなっているが、半井選手のフリーズのクオリティは他の選手とは一線を画すレベルとなっている。

パリオリンピックで初めてブレイキン競技を観戦する人も、きっとその芸術性に息を飲むはずだ。

実力だけでなく爽やかな見た目と性格も大きな魅力で、オリンピック後にはブレイキンの知名度が上がるだけでなく半井重幸というブレイクダンサーの人気も飛躍的に上がっていることだろう。

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