THINK SPORTS『ルーティンのメリット』

スポーツで「ルーティン」と言われると、イチローのバッターボックスでの動きを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

ほかにもテニスやバレーボールのサーブ前のボールをつつく動きや、ゴルフの打つ前の素振りなど、ルーティンはさまざまなシーンで見ることができる。

ルーティンは不安や緊張を少なくし、集中力を高めることで、自分のいいパフォーマンスを常に出すテクニックとして存在する。

いいプレーができたときの前後の行動や頭の中で考えていたことを洗い出し、それをのちのルーティンにするアスリートもいる。ルーティンを決めて継続すると、プレーが悪かったときにルーティンの良し悪しだったり、ルーティンに関係ないところでプレーに影響があったのかなど、自分で分析ができるメリットがある。

一般のエンジョイプレーヤーも、ルーティンを取り入れるのはおススメだ。

ただ、ひとつ間違ってはいけないのは、「ルーティン」は「ゲン担ぎ」ではないというところ。同じウェアを着るとか、シューズを右から履くといったものとは違う。自分のベストプレーを出すためにする、一定の順序とリズムに則った行動と思考だ。

また、ルーティンを行っているからといって、常に勝てるとは限らないのも覚えておくべきだろう。それでも自分のよいパフォーマンスを常に発揮するために、ルーティンのメリットは大きい。

さあ、次からはイチロー気分でルーティンに取り組んでみてはどうだろうか?

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