R&A最高責任者マーティン・スランバース氏が2024年内に退任へ

今年末で辞任を表明したマーティン・スランバーズ氏(撮影:The R&A)

R&A(全英ゴルフ協会)の最高責任者であり、ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュースの事務局長でもあるマーティン・スランバース氏が、9年間の役割を終えて、2024年末までに退くことが発表された。

持ち前のビジネス経験とゴルフへの情熱でR&Aを率い、1754年から続く象徴的なゴルフクラブの事務局長として、委員会を支援してきた。「最高レベルのゴルフに貢献できて光栄だった。これは、R&Aの従業員、ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブのメンバー、およびすべてのグローバルパートナーを代表して私が任務を果たせたことを誇りに思う」とコメントした。

R&A会長のナイル・ファークハーソン氏は「組織を成長期に導き、知名度と評判を高めて、ゴルフをより身近で、魅力的なものにしてくれたスランバー氏をCEOとして迎えることができて幸運だった」とメッセージを寄せた。
 
スランバースはこれまでR&Aの近代化を主導してきた。18年には最初のプレーブックの開発、19年にゴルフ規則の最新化、翌年にHDCPスランバーズ界統一、昨年12月に発表されたディスタンスインサイトのプロセスも監督した。また、世界ゴルフランキング、国際ゴルフ連盟、欧州女子ゴルフツアーの理事も務めた。
 
R&Aが主催する「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーンGC、7月18~21日)、「AIG女子オープン」(スコットランド・セントアンドリュース、8月22~25日)などを見守ったあと、年末までにその座を退く。後継者に関しては未定。

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