蝉川泰果は米デビュー大会に1年ぶりカムバック　今年の目標は「どんなことがあっても笑顔でいる」

＜ソニー・オープン・イン・ハワイ　事前情報◇10日◇ワイアラエCC（ハワイ州）◇7044ヤード・パー70＞

現地時間11日（木）に開幕する「ソニー・オープン・イン・ハワイ」。昨年の本大会が米国ツアーデビュー戦であった蝉川泰果が、一年ぶりにカムバックする。

今年は昨年のデビュー戦の時と違い、日本ツアー賞金ランキング2位という実績を積み上げての出場。「去年の自分より成長しているのが測れる試合かなと思うので、しっかり成長していることが確認できればなと」と”現在地”を確かめる1戦でもある。

「悪い流れで来ていても諦めなければ2位だったり3位だったり5連続バーディーだったりといいプレーができてくるというのも経験できて。それはPGAでも一緒かなと思うので、精神的にタフになったのではないかなと」と昨年とは”違う”プレーを披露したい。

「レベルは圧倒的にこっちの方が高いかなと感じるので。飛距離も出るし、それでなおかつ小技が上手い。それこそPGAツアーって世界最高峰の舞台なので各国からトップの選手が集まってくる。そのなかで自分も存在感を出していきたいと思うので自分らしくプレーできればいいかな」と、どんな舞台でも”自分らしさ”を忘れずに戦いに行く。

今年は「どんなことがあっても笑顔でいること」が蝉川のテーマとなっている。今季初の米ツアーで嬉しい”笑顔”を見せることができるのか。蝉川の2024年シーズン初戦がいよいよ始まる。（文・高木彩音）