外ブラを使用していた契約フリーの強者が国産の新作を投入!稲見萌寧『MizunoPro 243』、西郷真央『RMX VD FW』
<スタンレーレディスホンダ 最終日◇8日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6590ヤード・パー72>
先週の国内女子ツアー「スタンレーレディスホンダ」では、クラブ契約フリーの強者の新投入ギアが目立った。まずは、既報の稲見萌寧。これまでテーラーメイドの2017年モデル、初代『P770』アイアンを使ってパーオン率1位を2度獲ったが、今大会からミズノの秋発売モデル『MizunoPro 243』アイアンを投入して18位タイで大会を終えた。
初日5アンダー発進し「試合で試さないと分からない」と、あくまでテスト段階であることを強調した稲見だが、最終的にパーオン率52/54ホール(96.3%)をマーク。2位選手の47/54ホール(87%)に新投入でいきなり5度の差をつけたが、パーオン率がここまでで10位と岩井明愛に“パーオン女王”の座を明け渡しているだけに、奪還に向けて好材料と言えるだろうか。
同じく契約フリーでミズノ『JPX 923 FORGED』アイアンを使用する、西郷真央も新しいFWを新投入した。ミズノと契約していた時期からPING『G425 MAX』フェアウェイ(3W・5W)を愛用していた西郷だが、少し前にキャロウェイ『パラダイム』に変更。外ブラのFW好きかと思いきや、今週投入したのはヤマハの秋発売モデル『RMX VD』フェアウェイだった。
シャフトはUSTマミヤの最新作『LIN-Q BLUE EX』を5Wに採用するなど、先週優勝した原英莉花と同様、USTマミヤ製に信頼度が高い様子の西郷は大会を10位タイで終えた。原の3Wはヤマハ『RMX VD』の前作で、このチタンFWは藤田さいきを例に多くの契約外使用が見られるが、西郷が投入した最新作はやや小ぶりになったチタンFW。ヤマハ契約プロに先駆けての投入だった。
今大会で優勝した森田遥もクラブ契約フリーだが、最近は好成績が期待できる契約フリー選手へのサポートを各社が惜しまないことから、今後も同様の新作投入が見られそうだ。
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