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パットもさえて新境地? 松山英樹はショートゲームで支えた『62』に「すごく自信になる」

今大会、松山英樹のパッティングが光った(撮影:GettyImages)

<ジェネシス招待 最終日◇18日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

米国男子ツアーの「ジェネシス招待」の最終日。首位と6打差の7位タイから出た松山英樹がボギーなしの9バーディで「62」と爆発。大逆転劇を演じてアジア勢最多となる通算9勝目を挙げたが、今大会はグリーン周りのプレーがさえわたった。

「(ラウンド中は)ショットの方がいつも良くて、そっちを評価している」と松山自身はショットでスコアを作るタイプ。ラウンド後の自己評価もアイアンを基準に定めているが、今回のスタッツを見るとショートゲームの数字が光った。

まず、ストローク・ゲインド(以下SG)が良かった。SGとは平均に対して何打稼いでいるか、失っているか、を示すもの。最終日のグリーン周りのSGは『3.398』の全体1位。4日間トータルでも『5.831』の3位だった。ちなみに、ティショットにおける最終日のSGは『0.192』の25位。平均よりわずかに高い数値であることから、いかにグリーン周りで稼いだかうかがえる。

また、パーオンしなかった場合にパーかバーディでホールアウトする確率を表すスクランブルでも1位を記録した。4日間を通してパーオンしなかったのは24ホールだったが、うち20ホールをパー以上で上がり、83.33%をマークした。

そして、今シーズン苦しんでいたパッティングも好調だった。4日間の平均パット数は25.75回で3位タイ。最終日の総パット数は23回で1位を記録した。「ショートゲームが良くてこのスコア。自分の中で評価するのは難しいんですけど、日曜にこのスコアで回れたことはすごく自信になります」とコメント。グリーン上で一皮むけた松山が、“新境地”に突入しそうだ。

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