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世界一飛ぶ男が惚れ込む、コブラ『DARKSPEED』が凄すぎる‼契約外選手も気になる理由とは?

カイル・バークシャーがこだわる“最速”のためのエアロ形状

「世界一飛ばす男」の名を欲しいままにする、カイル・バークシャー(27)。アマチュア時代に大学でマッチプレー31勝2敗と活躍し、2017年にドラコン界に転身したカイルは、19、21、23年の世界ロングドライブ選手権の覇者で「最長579yd」、「最高初速241.6mph(108m/s)」、「最高HS165.6mph(74m/s)」の世界記録を保持している。
 
そんな世界一飛ばす男がこだわるドライバーに必要な性能は「ボール初速が出ることと耐久性が高いこと」。特にボール初速は「飛距離への影響の7割を占める」と言われるから当然だが、カイルは「コブラほどエアロダイナミクスを追求するメーカーはなく“最高初速”を追求するために一番大事なヘッドスピードを上げられると言う。

コブラには通常の開発チームと別に、未来の技術を探究する〝別班〞があり、カイルは3年前の21年からそこに参画。最速を追求する競技者として開発チームにフィードバックし続けてきた。そこから生まれた『DARKSPEED』は、究極のエアロ形状を突き詰め、世界最速を保持するカイルがさらに「2〜3マイル上がった」と話す自信作だ。
 
その形状は他社と一線を画し、トウから見てヘッドが上下・左右対称に近く、お尻が上がってエッジが丸く、クラウン頂点も高い。この形が最もヘッドスピードを上げられる上、AI設計のより大きく弾きのいい鍛造フェースはどこに当たっても効率よく初速に転換できる。この進化を最も実感するのが、世界一飛びにシビアなカイルなのだ。
 
「コブラと共に歩んできて、ずっと世界最速・最長記録を更新し続けられているのは、やはりエアロダイナミクスが大きい。それに、試合で少し打点を外してもボール初速が出せてスマッシュファクター(ミート率)も下がらない。ただ最速を出せるだけじゃなく、ミスヒットの強さもすごく大きい」(カイル)

最速を求めるカイルはドラコン用もラウンド用とも『LS』だが、真ん中の『X』も左右MOIが約5000g・㎠で、最もやさしい『MAX』はそれ以上と、個々に最適な開閉を選べるのも嬉しい。つまり『DARKSPEED』シリーズは、空力改善でヘッドスピードUPし、ミスヒットにも強いため、ゴルファーすべてが最速を目指せるという図式。そのため、カイルは我々にこう助言する。
 
「3モデルある『DARKSPEED』シリーズ全般に、打点ブレに強いから、もっとトップで胸を開いて思い切り振ってほしいし、クラブの進化で強烈なスピードの球が打てるはず。日本のゴルファーのスイングを見させてもらってレッスンしたけど、みんな曲げたくないのか、バックスイングで胸が潰れて最速の追求が難しくなっている。『DARKSPEED』のように空力と寛容性に優れたヘッドなら、思い切り振っても大丈夫。胸を開いて、右肩が高く・遠いトップを目指せば最速域をグンと上げられるよ」
 
進藤大典も絶賛「ウェイト可変で弾道調整も自在‼」

『DARKSPEED』シリーズは『X』『MAX』など、我々アベレージゴルファーにやさしいモデルこそが主役。ここでは“普通の”ヘッドスピードのコブラプーマアンバサダー・進藤大典氏にも各機種を打って解説してもらうことにした。
 
冒頭から進藤氏は盟友の契約外選手が『DARKSPEED LS』フェアウェイ(5W)を投入したことについて触れ「コブラが飛ぶと選手はみな知ってる」。ドライバーの真ん中モデルの『DARKSPEED X』の標準設定でもウェイトを替えても低スピンのフェードしか出ない結果に「飛ぶだけじゃなく、安定するから絶対スコアになる」と取材陣にしたり顔だ。

DARKSPEED X DRIVER
「12gが後ろの標準はハイフェードでキャリーを稼げてヘッド挙動の安定性◎。12gが前だと球が強くスピンも減る。MOIが5000で基本、凄く安定した低スピンフェードでコレはスコアになりますよ!」(進藤氏)
 
次に、コブラ史上最上級レベルに寛容性の高い『DARKSPEED MAX』ドライバーを打つと、一転してハイドローが飛び出して驚く。ウェイトの入れ替えでフック系の球が出て「スライサーにピッタリで、ヘッドスピードが落ちてきたシニア層のゴルファーでも空力改善で速く振れてドロー系になるから、確実に飛ばせる」と言う。

DARKSPEED MAX DRIVER
「標準設定の後ろが8gでもすごくつかまるし、誰でもハイドローが打てると思いますね。8gを入れ替えてヒール側にすると、さらにつかまって、頑固なスライサーでもドローが打てると思う。パワーが落ちてきたシニア層のゴルファーでもキャリーを伸ばせると思います」
 
最後の『LS』はコースで既にテスト済みの進藤氏。「前作も『エアロジェットLS』だったけど『DARKSPEED LS』をぶっつけ本番でコースで試したら同じくらいの距離のライバルよりいきなり20㍎も飛んだんです。今のデータも約1500回転ですし、基本的に強烈なランと操作性の良さで、腕に覚えのある人はみな飛ばせる」と、3つのウェイト可変で弾道調整自在な『DARKSPEED LS』にぞっこんだった。

DARKSPEED LS DRIVER
「標準設定のウェイト後ろに12gでも基本的に、超低スピンのフェードが出ますが、12gをヒール側だとライナードローでランも稼げますし、左を避けたい人はトウ側がいいですね。とにかく操作性もよく、一番俊敏にヘッドスピードが速く出ますね。飛ぶ!」
 
進藤氏のベストドライバーはカイルと同じ『LS』だったが、『DARKSPEED』シリーズは前述の通り、契約外選手からフェアウェイの引き合いも多い。進藤氏によれば、発売前から『DARKSPEED』シリーズが注目を集める理由は「かっこ良さと、飛び」なのだとか。
 
「アイアンもカッコ良く、FW&UTも飛び過ぎ‼」

DARKSPEED IRONS
「中空ってシンプル過ぎたりボテッとしたり色々ですが、DARKSPEEDアイアンはバックフェースも構えた時の顔も両方カッコいい。しかも中身はすごく凝った作りで7番がロフト27°とは思えないくらいラクに上がって超飛ぶし、打感もいい!」
 
契約外選手も注目の『DARKSPEED X』フェアウェイの5Wで240㍎を放ち「ほらコブラは飛ぶでしょ?みんな知ってますって」と、取材陣に「改めて打つまでもない」と言いたげな進藤氏。ところが、アイアンは初体験で「コレ中空ですよね?凄いカッコいい」と7番を試すとキャリー177㍎に迫るハイストレートが飛び出し「え〜本当に7番?」と驚く。
 
「ロフトが27度と立ってるから飛ぶのは分かるんですけど、普段160㍎前後の自分の7番と同じくらい高さも出てるし、中空なのに打感もいい。ダークでカッコいいし無敵ですね、このアイアンはズルいって!」(進藤氏)

DARKSPEED FW&UT
「DARKSPEEDだけじゃなくコブラのFWは飛ぶと契約外選手から注目されていますが、5Wで他社の3W級に飛ぶと言っても過言じゃない。5Wの直打ちで240㍎超って『X』を軽く打ってこの距離ですから!UTも4番で軽く打ったのに230㍎って…。ラクに飛び過ぎて番手の感覚が狂いますけど、顔も構えやすいし超実戦的です」
 
ドライバー同様にパワーシェル構造のユーティリティ(4番)を軽く打って230㍎をマークした進藤氏は「ここもノーチェックでしたけど、やっぱり『DARKSPEED』を改めて全部打っておいて良かったです。飛ぶのはドライバーやFWだけじゃなかった…」と関心しきりだった。
 
「女性もDARKSPEEDシリーズでぶっ飛ばそう」

この世で最も速い光さえも飲み込む暗闇。そんな意味から『DARKSPEED』と名付けられた新作だが「女性用にも注目です」と進藤氏。真っ黒でダークな雰囲気は、まるでアメコミのダークヒーローのよう。本来、男性受けしそうなデザインに思えるが「水色のあしらいで、カッコいいクラブはSNSで女性にも大人気です」と進藤氏。
 
男性以上に「カッコ良さ」への熱が高いのは、他社の女性用にフェミニンなデザインが多すぎるからだとか。また、世界一飛ばすカイルも「エアロ形状でヘッドスピードが上がる『DARKSPEED』の恩恵は、非力な女性ほど大きいもの。性能も基本的に『MAX』がベースでやさしいから、もっと思い切り振っても大丈夫」と話していた。
 
✦取材協力/PGMゴルフアカデミー銀座
✦撮影/山代厚男、GettyImages

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