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台湾の新星 ウー・チャイェンがステップ賞金女王戴冠「本当にうれしい」

今季のステップ賞金女王に輝いたウー・チャイェン(撮影:GettyImages)

<山口周南レディースカップ 最終日◇11日◇周南カントリー倶楽部(山口県)◇6543ヤード・パー72>

若き女王が誕生した。台湾の19歳、ウー・チャイェンはトータル8アンダー・2位タイに入って賞金158万円を獲得。今季通算を2498万8750円として、今季のステップ・アップ・ツアー賞金ランキング1位を確定させた。

「仲良しの藤井美羽さんと一緒に回れて本当に楽しかった。1打届かなかったけど、自分のベストは尽くせたし、ナイスプレーができたと思う」と振り返った最終日は、ボギーフリーの「68」で合格点をつけた。今大会がチャイェンにとってステップ最終戦。優勝こそ逃したものの、好プレーでシーズンを締めくくった。

昨年に櫻井心那が記録したステップ史上最高の年間獲得賞金『2511万4100円』には惜しくも届かなかったが、海外勢としては2019年のヌック・スカパン(タイ)がマークした2092万0764円の最高記録を更新。堂々の王座戴冠となった。

「日本に来たときは日本語も話せないし、不安もあった」というが、藤井をはじめとした同期ともすぐに打ち解けて、徐々に日本の雰囲気にも慣れた。そこからは快進撃。シーズン中盤には優勝2回を含めて8戦連続でトップ5入りするなど、押しも押されもせぬ大活躍を見せた。

賞金女王になったことで、来季のレギュラーツアー前半戦出場権を獲得した。当然、目標は「来季のJLPGAツアーで優勝すること」。来週はレギュラーツアーの「大王製紙エリエールレディス」に出場し、ルーキーイヤーを締めくくることになる。新たなステップ女王の“初仕事”。その力を遺憾なく発揮する。

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