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今季一番ティショットが飛んで曲がらなかったのは、フィリピン育ちのルーキー【22男子スタッツ振り返り】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今季、抜群のショット力を見せた24歳の桂川有人(撮影:米山聡明)

今年の男子ツアーは20代の活躍が目立った。その証拠に「ジャパンゴルフツアー表彰式」で表彰された17部門のうち16個が初受賞。20代が15部門を制した。そんな1年をスタッツで振り返る。今回はトータルドライビング部門。

飛んで曲がらない! 桂川有人のドライバースイング【連続写真】

トータルドライビングとは、平均飛距離のドライビングディスタンス(DD)と、フェアウェイキープ率(FW)の順位を足した数字。つまり、ティショットがいかに飛んで曲がらなかったかを表す指標となっている。“ドライバーの上手さ”と言ってしまってもいいかもしれない。

今季の『トータルドライビング賞』に輝いたのはルーキーの桂川有人。ドライビングディスタンスは289.27ヤードで28位、フェアウェイキープ率は62.795%で7位。その順位を足した数字は35ptとなっている。昨シーズンのトータルドライビング1位の大槻智春は42ptで2位だった。

桂川はゴルフ漬けの毎日を送るために高校3年間をフィリピンで過ごした。早いときは朝4時台に起きてコースに並んでスタートの予約を取り、6時過ぎからラウンドを開始。10時くらいに18ホールを回り終えると、暗くなるまでボールを打ち続けた。そんなフィリピンの強風のなかでボールを操る技術を身に着け、今季はパーオン率でも1位に輝いている。

ルーキーシーズンながら、「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」でツアー初優勝を達成し、賞金ランキングは5位。男子の世代交代を象徴する選手のひとりとなった。来季はアジアンツアーや欧州ツアーに積極的に参戦する予定で、日本で桂川のプレーが見られる機会は減るかもしれない。今度は海外で活躍する桂川の姿を期待したい。

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