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渋野日向子は強烈アップダウンに「慣れている」 天敵ポアナ芝には「割り切ってできたら」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今年3度目のポアナ芝 どう戦う?(撮影:ALBA)

<パロス・ベルデス選手権 事前情報◇27日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6258ヤード・パー71>

笑顔がはじけた水曜のプロアマ戦となった渋野日向子。日本人アマチュアとの9ホールラウンドでは終始和やかに最終調整を行った。

渋野日向子の“直ドラ”を後方から【動画】

月曜にアウト9ホール、火曜に18ホール、そしてこの日はインの9ホールを回った。コースはかなりのアップダウンがあり、傾斜からのショットや縦距離を合わせるのが難しくなるホールがかなりありそうだ。「自分のいる場所、ボールの位置だったり難しいライだったりで自分のスイングをどれだけできるかで変わってくる。とりあえずパーオン率を上げることを大事にして」と、磨いてきたショット力の勝負に持ち込みたい。

加えて、今大会も今季ここまで苦戦したポアナ芝のコース。「ポコポコやなという感じ」と、不規則な転がりを見せるグリーン上の感覚にはまだ完全に慣れきっていない。3月の「JTBCクラシック」、先週の「DIOインプラントLAオープン」では予選こそ通過したが72位、63位タイと下位に低迷。それだけに、今週はそのポアナ対策を取り入れる。

とはいっても、特別なことをするわけではない。「打ち出しだけ気を付けて」と、結果を気にするより、ラインを読んだあとは自分が打ち出したい方向に打てるか、そこに重点を置く。「そんなに考えずに、割り切ってできたらいいと思う。3パットをしないように」と、まずはちょっとでチャンスにつけることを優先事項としていく構えだ。

アウトコースは2番の短い打ち上げを除き5番まで打ち下ろして行くパー4が続き、6番のパー3を挟んで今度は打ち上げホールが3つ。インは打ち上げて打ち下ろし、また打ち上げて打ち下ろしてと交互にその顔を変える。多彩な表情を見せるコースでは、「日本のコースみたいで、慣れているかと言われれば慣れている」と印象を語る。「5、6アンダーくらいは余裕で出してくると思う。みんなとんでもないから」と、伸ばしあいも想定している。

次週は空き週。ここまで3週連続で出場してきた体は「疲れが溜まっている印象はあります」としたが、ここでポアナ攻略と好結果の波を作って、6月から始まるメジャーシーズンへと向かいたい。(文・高桑均)

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