
大谷翔平(USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
3月22日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝戦が行われ、侍ジャパンがアメリカ代表を3-2で破り王者奪還に成功した。
シーズン前に行われたこの大会では、大谷翔平を筆頭に、世界各国のリーグで活躍する野球選手たちがグランドの中で全力を尽くした。
夢のような時間はついに終わりを迎え、WBC戦士たちは所属するチームが行うキャンプに合流することになる。
各チームでどのような活躍をするのか、期待は高まるばかりだ。
大谷翔平はエンゼルスでトラウト、フレッチャー、サンドバルと躍進を目指す
侍ジャパンを優勝へと導きWBCのMVPとなった大谷翔平は、エンゼルスのキャップへ戻る。
決勝で「世紀の名勝負」の相手となったトラウト、準々決勝で戦ったイタリアのフレッチャー、準決勝で戦ったメキシコのサンドバルらと一緒に、エンゼルスの躍進のために開幕スタートダッシュを目指す。
大谷はすでにメジャー屈指の人気と実力を兼ね備える選手だったが、WBCでの活躍により寄り注目度はさらに増すことになるだろう。
例年よりも疲労感がある状態でのシーズンインとなるだけに、怪我などにも気を付けたいところだ。
ヌートバー、ダルビッシュ、吉田正尚のメジャー組も期待
今回のWBCで一躍人気者となったヌートバーも、例年の何倍も注目されるシーズンとなるだろう。
昨年のメジャーでは、打率.228、本塁打14とまだまだスターとは言えない成績だっただけに、今シーズンはさらに良い成績を収めたいところだ。
ダルビッシュ有に関しては、すでにメジャーでも多くの実績を残しており、昨季は16勝を挙げている。
36歳という年齢を考えれば、今シーズンが最後になる可能性もあるため、ファンはそのプレーを目に焼き付けておきたいところだ。
そして吉田正尚。
13打点でWBCの打点新記録を塗り替えるほどの大活躍を見せたその勢いのまま、メジャー初挑戦となるレッドソックスのキャンプ地へ向かう。
172㎝と非常に小柄ながら、打率だけでなく意外と長打もある日本を代表する打者なだけに、その活躍が期待される。
村上宗隆や佐々木朗希、山本由伸など若き至宝たちの活躍も期待
今回のWBCの侍ジャパンには、3年後のWBC時に全盛期を迎える若き侍もいる。
特に村上宗隆や佐々木朗希、山本由伸の3人は、今後さらにその実力を伸ばし、いずれはメジャーリーグで大暴れする逸材であると言える。
今回のWBC優勝で、これまで野球を見てこなかった多くの人たちも日本のプロ野球に興味を持つはずだ。
野球人気を復活させるためにも、実力があり華のある村上、佐々木、山本などが活躍する必要があるだろう。
メジャーリーグ、日本のプロ野球共に3月30日にシーズンが開幕予定となる。
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