オリンピアン前田美順の球を体感「プレイヤーに伝えたいこと」とは
山口茜選手や桃田賢斗選手など世界的に活躍する選手が多い日本のバドミントン界。再来年のパリ五輪でも活躍が期待されています。
そこで、バドミントンの魅力をより多くの人に届けるため、動画企画をスタートします。
記念すべき最初のゲストは、北京五輪4位、日本人初の快挙を成し遂げた“スエマエ”コンビの前田美順(まえだ・みゆき)さんです。
2013年の中国オープンで戦う“スエマエ” 末綱聡子(写真左),前田美順(写真右) 提供:AP/アフロ
前田さんは高校卒業後、実業団チーム(現在の再春館製薬所)に所属。
北京・ロンドンの2大会連続の五輪出場、さらには全日本総合選手権で混合ダブルスに出場し、ペアを変えながら6連覇を達成するなど輝かしい栄光をおさめています。
現在は引退していますが、熊本県を拠点に母校の熊本中央高校で指導を行いながら、各地で講演やジュニアアスリートへの指導、大会では現地リポートを務めるなど精力的に活動されています。
そこで今回は前田さんに「シャトル下8ミリの戦い」と題し、バドミントンの見どころやプレイヤーの質問に答えるコーナー、さらにはバドミントンの指導に密着するなど、全4回に分けて動画取材しました。(取材/坂本理加)
【貴重対談】元日本代表 前田美順×元NHKバド専属リポーター
バドミントンファンに向けた新企画の第一弾は、北京五輪で日本人初の4位入賞を果たした前田美順さんの球を、全国大会に出場経験のある元NHKリポーターが体感してきました。バドミントンの魅力は「ラリーが続くところ」だと語る前田さん。
シャトルがラケットに当たった時、爽快感あふれ伸びのある「スパーン」という音に惹きつけられました。
ーー今日はバドミントンの魅力をたくさんの方に知ってもらいたいなと思うのですが、まずは前田さんが思うバドミントンの魅力はどんなところにありますか?
前田美順さん(以下、前田):皆さん簡単にラケットとシャトルは手に入ると思うので、単純にこの羽を打つ、打ち合うラリーが続くっていうのがまず本当に一番の魅力かなと思います。すごく長いラリーとかもありますし、音とかシャトルのスピードも見てもらえると、「こういう球を取ってるんだ」って感じてもらえると思います。
ーー前田さんが、プレイヤーに伝えたいことは?
前田:私が学んだこととか、これをしたから勝てた、これをすればいい方向に向かうよということを、少し人よりは経験値があると思っているのでそれを伝えたいということと、ジュニアの子たちにやればできるんだよっていうのも伝えてあげたいですし、皆さんにバドミントンの魅力を広めたというのはすごく思いますね。
坂本理加(取材者・写真左)と前田美順(写真右)
(次回に続く)
Follow @ssn_supersports