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元MLBスターでも「無理だった」。オリ助っ人ジョーンズが「打てない」と語る日本人投手の球種とは?

ハイアベレージを残したわけではない。しかし、要所で持ち前の勝負強さを見せつけたジョーンズは、日本での2年間も振り返っている。(C)Getty Images
数多の名投手たちを繰り広げた元MLBスターも、日本球界で多投される“あるボール”には、お手上げだったようだ。
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現地時間12月22日、米放送局『FOX Sports』のポッドキャスト番組「Flippin’ Bats Podcast」に出演したアダム・ジョーンズは、2年間に及んだ日本でのキャリアで「最も苦戦」を余儀なくされたボールを口にした。

MLBの元トップスターとして通算282本塁打を放った実績を引っ提げ、20年に鳴り物入りでオリックスに加入したジョーンズ。“野球の本場”では、球界屈指の名投手たちを打ち砕いてきた36歳だが、日本では「フォークが苦手だった」という。

今年のヤクルトとの日本シリーズ第5戦で、9回に値千金の決勝ソロ本塁打を相手クローザーのスコット・マクガフから放ったジョーンズだが、「俺が日本でホームランを打てる投手はアメリカ人だけ」と吐露。そのうえで、「とくにフォークボールは本当に打てない。どんなに頑張っても無理だったね」と続けた。

もっとも、ジョーンズが日本球界でのレギュラーシーズンで打った16本塁打のうち、外国人投手から打ったのは4本だけ。だが、それでも、「とくに日本人の投げるフォークは本当に無理だ」と強調した。

「俺はアメリカ人や外国人のピッチャーが相手ならなぜか打てたんだよ(笑)。日本人でも95~96マイルなら打てるんだよ。球速は気にならなかった。でも彼らの投げるフォークは絶対に打てなかった。無理だった」
また、日本野球については「全ての段階においてカルチャーショックだった」というジョーンズは、こう続けている。

「ハッキリいって、クラブハウス、道具、移動方法、フィールド、練習、全てがアメリカとは違っていた。俺が13年間やってきたメジャーと日本は別物だったんだ。でも、俺はそこでつべこべ言わずにやることにした。それが良かったのかもしれない」

今季終了後にオリックスを退団したが、気になる今後については「妻が旅行会社をやっている。だから、妻とは南アフリカとかいろんなところに“現場視察”に行こうと言っているんだ」という。日米通算2053安打を放ってきた強打者だが、すぐさま再始動するつもりはなさそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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