アジアカップは佐野海舟にとって最高の「学びの場」に、ベトナム戦は守田とコンビでスタメン濃厚
佐野海舟(写真:SportsPressJP/アフロ)
いよいよ近づいてきた日本代表のアジアカップ初戦(14日ベトナム戦)だが、代表キャップ「2」の佐野海舟(23)がスタメン起用されそうだ。
1月9日に行われたヨルダン代表との非公開トレーニングマッチで守田英正と佐野海舟が起用されており、この2人がベトナム戦でコンビを組む可能性は高い。
各年代代表の経験もない佐野にとっては最高の「学びの場」となる1ヶ月が始まる。
佐野の成長に大きな影響を与える遠藤航と守田英正の存在
現在の日本代表は、「歴代最強」とも称されるほど戦力が充実している。
特に2列目は群雄割拠で、三笘薫、久保建英、伊東純也、堂安律、南野拓実、中村敬斗の6人がおり、今回代表に選ばれていない鎌田大地もいる。
さらには旗手怜央や前田大然らも2列目でプレー可能であることから、最激戦区であることは間違いないだろう。
しかし、2列目に対してボランチに関してはレギュラーとサブがくっきりと分かれている。
遠藤航と守田英正という絶対的な2人が君臨しているのだ。
30歳ながらリヴァプールでさらに成長を遂げ、ボール奪取能力だけでなくビルドアップ能力も上がってきている遠藤。
派手さはないものの抜群のポジショニングと戦術眼、そして日本トップクラスのテクニックを誇る守田。
ボランチとして欧州でも高いレベルにある2人は、コンディションが悪くなければ間違いなくレギュラーとなる。
佐野海舟はそんな最高の先生であり師匠となりえる2人と約1ヶ月間過ごすことになる。
旗手怜央もボランチで出場可能だが、今回の日本代表では純粋な本職ボランチは遠藤と守田、そして佐野だけだ。
初戦のベトナム戦は遠藤の疲労を考慮し、佐野が守田と共にスタメン出場する可能性が高いが、決勝までは7試合あることからその他の試合でも出番はあるはずだ。
試合で肌で感じることもあれば、練習においても大きな刺激をもらえることだろう。
佐野本人は控えめな性格だが、「ここでやれているのは特別なことだと思っているので、いろんなことを学んで成長したい」とコメントしており、サッカーに関しては積極的だ。
日本代表の中で最も「伸びしろ」がある佐野海舟のプレーに注目しよう。
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