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メドベージェフとの“元No.1対決”に敗れたマリー。内容的には「負けているという感覚はなかった」と手応え<SMASH>

メドベージェフにストレートで敗れたマリーだが、随所で鋭いカウンターを決めるなど、内容は悪くなかった。(C)Getty Images
現在開催中の男子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月23日~4月3日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)は現地3月26日にシングルス2回戦が行なわれ、元世界王者のアンディ・マリー(イギリス/現85位)が登場。第1シードのダニール・メドベージェフ(同2位)に挑んだが、4-6、2-6で敗れ、3回戦進出を逃した。

今大会にはワイルドカード(主催者推薦)で出場、1回戦で世界36位のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を7-6(4)、6-1で退け、2016年大会以来6年ぶりとなる初戦突破を果たしたマリー。メドベージェフとは19年ブリスベン国際以来2度目の顔合わせで、この時はマリーがストレートでメドベージェフに敗れていた。

ナンバー1経験者同士の対戦とあって、テニスファンの注目を集めた今回の試合は、序盤から両者が互角の打ち合いを展開。だがマリーは第3ゲームで先にブレークを許すと、その後は堅実なプレーを見せるメドベージェフを崩せずに第1セットを落としてしまう。第2セットでもマリーは第4ゲームから5ゲームを連取され、2回戦で姿を消すこととなった。

試合を通して1度もブレークポイントを握れず、1時間29分で完敗を喫したマリー。すでに今年の全仏オープン(5月22日~6月5日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)を含めたクレーシーズンの全大会を欠場すると表明しており、一足先に芝シーズンへの準備に入る見込みとなっている。それだけにこのマイアミ大会で思うような結果を残せなかったのは悔やまれるところだろう。
それでも34歳は試合後の記者会見で「ラリーでも我慢できて、コートに立っていても自分が負けているという感覚はなかった。そう思わない人もいると思うが、その差はサービスとリターンだったと思う」と振り返り、「(前週の)インディアンウェルズよりも、マイアミの方がいいプレーができたと思う」と前向きなコメントを残した。

また、「この5~6か月で十分いいプレーができて、トップ選手と対戦する準備も整っている。今のランキングでは、トーナメントの序盤で上位選手と対戦する機会が多く、上位に進出するのは難しくなっているが、それでも可能性はある」と自身のパフォーマンスにも一定の手応えを感じているようだ。

そして最後には改めてクレーシーズンでの全大会欠場を決断した経緯について、次のように語った。

「年齢を重ねるごとに、(無意識に)より成功しやすい時期を選んでいるのかもしれない。その方が、芝シーズンでうまくいく確率が高くなると思っている。試合でのプレーや、ある側面を改善するための期間が必要なんだ。この1年半は、正しいトレーニングができていなかったような気がしている」

臀部のケガから見事な復活を遂げたとはいえ、年齢を考慮すればオーバーワークが禁物なのは確かだ。休養と調整の期間を経て、マリーには芝シーズンで輝きを放つ姿を見せてもらいたい。

文●中村光佑

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