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ファイナルズ4強入りのズベレフが王者ジョコビッチとの準決勝に向け「厳しい試合になることを期待している」<SMASH>

ツアー最終戦の準決勝へ駒を進めたズベレフ(左)は今季5度目となる王者ジョコビッチ(右)との対戦を「楽しみにしている」と語る。(C)Getty Images
現在開催中の男子テニスツアー「Nitto ATPファイナルズ」(11月14日~21日/イタリア:トリノ/インドアハードコート)は、現地11月18日に「レッドグループ」ラウンドロビン(予選)第3戦を実施。世界ランキング3位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が同9位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-2、6-4のストレートで下し、同大会2年ぶりとなる準決勝進出を果たした。

この試合で勝てば決勝トーナメント進出が決まるズべレフは序盤から精彩を欠くフルカチュから4ゲームを連取し、第1セットを幸先よく先取する。第2セットに入ってもファーストサービスでのポイント獲得率で94%を記録するなど安定したプレーを披露し、終盤の第9ゲームで値千金のブレークに成功。そのままリードを守り切り、1時間4分で勝利を手にした。

試合後のオンコートインタビューでは「(準決勝進出のために)どうしても勝たなければならなかったから、精神的にタフな試合だった。第2戦のメドベージェフとの試合とは全く違った内容だった」と振り返ったズべレフ。その後、「最終的にはストレートで勝てたので、こういう結果になって良かったと思う。今日はできる限りのことをして、自分が勝つべき方法で勝てた。そのことに満足している」と喜びを語った。
レッドグループ2位で予選通過となったズべレフの準決勝の対戦相手は世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。両者は今大会が11度目の顔合わせで、過去の対戦成績はジョコビッチが7勝3敗とリード。今シーズンだけでも5度目の対戦となる。

今年2月のATPカップ(国別対抗戦)と全豪オープン準々決勝ではジョコビッチに敗れたズべレフだったが、7月の東京五輪準決勝でリベンジに成功し、ジョコビッチのゴールデンスラム達成を阻止。だが、9月の全米オープン準決勝ではフルセットの大接戦の末に敗れている。

それでも今大会決勝進出をかけた世界王者との大一番を「楽しみにしている」と語る24歳は、インタビューの最後に次戦に向けた意気込みを口にした。

「全豪オープンでも、オリンピックでも、全米オープンでも対戦したんだから、ここでもまた対戦するのは自然なことだ。僕たちが対戦するときはいつも接戦になるが、できればまた厳しい試合になることを期待している。どの試合でも、お互いにベストを尽くす必要があったし、1つ、2つのポイントが勝敗を決めていた。今大会でもそうなることを望んでいる」

これまで幾度となく激しいバトルを繰り広げてきたズべレフとジョコビッチ。準決勝ではどのような結末が待っているのだろうか。テニスファン注目の一戦となりそうだ。

【Nitto ATPファイナルズ】
男子ATPツアーのシーズン最終戦。レースランキングなどによりシングルス8名・ダブルス8組が選ばれ年間王者を決める。シングルスは8名が2組(グリーンとレッド)に分かれてラウンドロビン(総当たり戦)を行ない、各組上位2名(計4名)が決勝トーナメントを戦う。シングルス優勝賞金231万ドル(約2億6300万円)

文●中村光佑

【連続写真】ズベレフの高い打点からエースが取れるフォアハンド

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