渡部民人の使用用具・大会成績・プロフィール

今回は、2022年の全中で男子シングルス準優勝を果たし、未来の五輪選手を養成する機関・JOCエリートアカデミーで腕を磨く、渡部民人(星槎中)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

渡部民人とは?

渡部民人は、中学生ながら国内外の大会で活躍する卓球選手です。2022年の全中では中学2年ながら男子シングルス準優勝を果たし、一気にブレイクを果たしました。

今後のさらなる活躍が期待される渡部民人のプロフィールを見ていきましょう。

渡部民人のプロフィール

渡部民人(わたなべたみと)は、2008年05月01日生まれの14歳(2022年12月時点)です。東京都出身で、祖母の影響で4歳で卓球を始めました。

卓球を始めた当初は練習は週に1回程度でしたが、渡部の練習を偶然見かけた宮崎義仁氏(ソウル五輪日本代表、ロンドン五輪男子日本代表監督、現日本卓球協会専務理事)らから「もっとやったら上手になるよ」と素質を認められ、その後、偉関卓球ランドに通ってメキメキと実力を伸ばしました。

宮﨑義仁
写真:日本卓球協会専務理事の宮﨑義仁氏/提供:ラリーズ編集部

6歳時には東京ホープス卓球大会で優勝すると、全日本選手権バンビの部でも準優勝に輝きます。そして2年後の2018年には8歳ながら全日本選手権カブの部(小学4年生以下の部)を制し、全国にその名を轟かします。

2019年には、TリーグのT.T彩たまと育成を目的とした所属契約を結びますが、その後は全国の舞台で目立った結果を残せずに小学校を卒業。中学は神奈川県の星槎中に進学し、同時にJOCエリートアカデミーに入校を果たします。

エリートアカデミー1年目の2021年は、全日本カデット、全中男子シングルスでそれぞれベスト8と、一定の成果を残すも、飛躍を遂げることは叶いませんでした。

渡部民人(星槎中)
写真:渡部民人(星槎中)/提供:WTT

しかし、2022年に入ると、全中男子シングルス準優勝、全日本カデットベスト4と、成績が向上。国際大会では、WTTユースコンテンダーヘルシンボリU15男子シングルスベスト4、WTTユースコンテンダーポドゴリツァU17男子シングルスベスト4、WTTユーススターコンテンダーソンバトヘイU15男子シングルス準優勝と、安定した結果を残すようになりました。

全国優勝からは遠ざかっている渡部ですが、2023年1月に開催される全日本選手権ジュニアの部では飛躍を遂げられるか注目が集まります。

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