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女子ゴルフの産休制度が大幅改善 シード選手以外も対象範囲に | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

若林舞衣子のように復帰して優勝する選手も増えそうだ(撮影:米山聡明)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日(火)、2023年度のトーナメント規則を発表。「少子高齢化への対応が必要不可欠とされている現代において、また女性アスリートで構成される団体としても、より選手が活用しやすい制度に改正する」ことを理由に産休制度が大幅に改善された。

一番の変更点は制度を利用できる範囲が広がったこと。これまではシード選手のみしか適用されなかったが、全てのTP登録者が適用時点での出場資格に応じたかたちで利用可能となった。前半戦出場権の選手も、QTランキング、リランキング順位で出場していた選手もできる限りその順位に応じた資格を残したまま、産休に入ることができるようになった。下部にあたるステップ・アップ・ツアーも同様に資格を有したまま、産休に入ることができる。

ただし、今回の規定改定に伴い、育休期間は出産日から36カ月以内は変わらないものの、一部を除き、復帰戦はシーズンの初戦に固定されることとなった。これについてJLPGAは「出場制度がたくさんあるなかで、シーズン途中から復帰するという制度設計が難しかったため」と理由を説明している。

いずれにしても、適用範囲が広がったことで利用しやすくなったことは間違いない。時代に適応した改正と言えるだろう。

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