
写真:キリアン・ムバッペ、Kylian Mbappe(提供:AP/アフロ)
12月14日、カタールW杯準決勝「フランス対モロッコ」の一戦が行われ、2-0でフランスが勝利した。
これで注目の決勝戦は「アルゼンチン対フランス」というカードとなることが決定した。
優勝国と共に気になるのが、「W杯得点王を誰が獲るのか」だろう。
キリアン・エムバペ(フランス代表)
今大会の得点王候補として注目されていたエムバペは、期待通りの活躍で得点ランキングトップとなっている。
グループステージ第1節で幸先よく1得点を奪うと、ポーランド戦とデンマーク戦で1試合2得点の固め打ち。
どのゴールもエムバペらしい素晴らしいもので、DFとしては驚異でしかないだろう。
ただし、イングランド戦とモロッコ戦では不発となっている点は気になるところだ。
リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
カタールW杯を「最後の挑戦」と明言しているメッシは、エムバペと並ぶ5得点となっている。
悲願のW杯制覇と共に得点王も獲得できれば、最高の幕引きとなる。
しかし、その内訳はPKでの得点が3得点であり、得点力という意味ではエムバペが確実に上回っている。
全盛期ほどではないが、プレーにキレもある状態ゆえに、エムバペが沈黙すれば得点を奪い単独得点王の可能性もあるだろう。
フリアン・アルバレス(アルゼンチン代表)
今大会大ブレークしたアルゼンチン期待の若手FWであるアルバレスは、4得点でエムバペとメッシを追っている。
グループステージは1得点のみだったが、決勝トーナメントになってから調子を上げており、メッシとのコンビも試合を重ねるごとに良くなってきている。
所属するマンチェスター・シティではハーランドの控えとなっており完全なレギュラーになりきれていないが、W杯で得点王を獲得することになれば、ハーランドとの併用や他の強豪クラブへの移籍などの可能性も出てくるはずだ。
オリヴィエ・ジルー(フランス代表)
長らくフランス代表として活躍してきたジルーが、36歳にして最高のプレーを披露し続けている。
グループステージ第1節でいきなり2得点を奪うと、決勝トーナメントでもポーランド戦とイングランド戦で1得点ずつ挙げて勝利に貢献。
爆発的な得点力はないが、周囲を活かすプレーも得意であるため、アルゼンチンにとってはこの上なく厄介なFWであると言えるだろう。
「不仲のベンゼマがバロンドールを獲得したならば、自分はW杯得点王を」
決勝戦ではそんな野心を爆発させる可能性もあるだろう。
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