田中碧,サッカー

W杯で注目のVAR、導入でサッカーはどう変わった?その軌跡を解説

VARが新たな魅力を引き出すか

サッカー

VARの導入と採用の是非と効果については賛否が挙がってはいるものの、テニスの「チャレンジ」システムは2006年の採用から時間をかけて定着してきた。時間の経過とともにその流れがサッカー界でも起こることは考えられ、ロシア大会や今回のカタール大会、また北中米3カ国の共同開催となる2026年大会と、国際大会での採用実績を重ねることでルールにアップデートが加えられ、より選手や関係者、また観る者にとって納得できるものとしてテクノロジーが与える影響は大きいのではないか。

今回のW杯でさまざまなところにテクノロジーが介入し、サッカーの見方が変わり始めた。プレーヤー目線や審判目線、視聴者目線などそれぞれの立場でメリット、デメリットが指摘される中で、テクノロジーの進化とともにもたらされた変化がサッカーというスポーツをどのように変えて、新たな楽しみや魅力を引き出していくのか。多くのトピックが話題を呼ぶカタールW杯は、その存在意義について考えるための、きっかけとなる大会なのかもしれない。

関連記事