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「カタールW杯」ドイツ戦では冨安をSBで使うべきか、それともCBか

冨安健洋(Photo by Mike Hewitt / getty images sport)
カタールW杯開幕まで10日を切り、各国の代表選手も発表されている。

日本代表と初戦で対戦するドイツ代表メンバーも発表されているが、エースのヴェルナーの不在は日本にとって朗報であると言えるだろう。

そこで気になるのが、怪我からの復帰ができそうな冨安健洋のポジションだ。

CBとSBの両方でワールドクラスの実力を持つ冨安

日本代表DFの冨安健洋は、「日本サッカー史上最高のDF」と呼ばれている。

優れた身体能力を持ち、スピード、パワー、ディフェンスの上手さもワールドクラスだ。

また、足元も上手く、現代サッカーに必須となるビルドアップ能力も兼ね備えている。

さらに、冨安は「両利き」であるため、左右のどちらでも同レベルのボールタッチやパスができるのだ。

唯一の弱点は、「怪我をしやすい」といった点だが、プレー可能な状態であれば対面するFWやMFが世界トップクラスであっても圧倒されることはないだろう。

ドイツ戦で冨安はSBでプレーすべきか、それともCBか

ドイツ代表におけるサイドの攻撃的な選手は、リロイ・サネとセルジュ・ニャブリというウィングとしてスピードのある選手がいる。

しかし、日本代表もスピード系のウィングに強い酒井宏樹と長友佑都がいるため、そこまでミスマッチにはならないのではないか。

シュツットガルトでサネやニャブリと対戦経験がある伊藤洋輝もSBで出場可能なため、冨安をわざわざSBで使う必要はないと言えるかもしれない。

ポイントはドイツのCFを誰が務めるのかだろう。

ヴェルナーが怪我で出場できなくなったことで、CFとして候補となるのは、カイ・ハヴァーツか。

9月27日に行われた親善試合のイングランド戦でもCFのスタメンで出場していることから、日本戦もスタメンである可能性が高い。

190㎝と大柄でありながらスピードとテクニックがある万能型のプレイヤーであるため、スピードで劣る吉田麻也には厳しい相手と言える。

単純にスピードがあるだけではなく、動き直しのテクニックにも優れているため、棒立ちになる癖のある吉田では裏を取られる可能性が高い。

攻撃陣にスピードのある選手が多いことからも、冨安をCBとして起用するべきだろう。

はたして森保監督の判断はいかに。

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