写真：前田大然（AP/アフロ）
11月23日、日本時間22：00にカタールW杯E組「ドイツ対日本」の試合が行われる。
ついに日本代表のW杯初戦が行われるとのことで、ネット上は早くも大盛り上がりとなっている。
決勝トーナメント進出に向けて絶対に勝ち点を取りたいところだが、この一戦の最大の見どころは何と言っても「プレス合戦」だ。
ドイツの最大の武器であるゲーゲンプレス
現代サッカーでは、激しいプレスがスタンダードとなっているが、その代表的な国がドイツであり、「ゲーゲンプレス」という戦術だ。
元々は元日本代表MFの香川真司が所属していたドルトムントの監督を務めたユルゲン・クロップ監督が確立させた戦い方となっている。
ボールを奪われてから5秒以内に奪い返すことを徹底しており、そのプレスにハマってしまうとボールを繋ぐこともできず、次第にゴールを奪う気力すら奪われてしまう。
最悪はバイタルエリアに進むことだけで手一杯となり、エリア内に侵入することさえできなくなってしまうのだ。
今大会の日本代表も同じくハイプレスを基本とした戦い方ゆえに、「プレス合戦」となるはず
カタールW杯を戦う日本代表も、ドイツ代表と同じような激しいプレスを基本とした戦い方を行うチームだ。
予想されているスタメンは、CFに前田大然、2列目に伊東純也、鎌田大地、久保建英、ボランチに遠藤航、柴崎岳（もしくは田中碧）、DFは酒井宏樹、吉田麻也、板倉滉、伊藤洋輝（もしくは長友佑都）、シュミットダニエルだ。
前線の4人とボランチを中心に、連動したプレスを掛ける特徴がある。
特に前田大然は、世界トップクラスのプレスを何度も実行できるスプリント力と体力のある選手だ。
伊東純也、鎌田大地、久保建英の3人も激しいプレスが実行できるメンバーであるため、ドイツ戦は「プレス合戦」となる可能性が極めて高い。
ただし、ドイツ代表は時折ロングボールを織り交ぜる老獪さも持っているため、DFラインは空中戦や裏に走り込むドイツ選手を注意する必要もあるだろう。
おそらく試合開始直後から、両チームが激しいプレスでぶつかり合うはずだ。
日本代表がプレスの質で上回ることができれば勝機も見えてくるが、もしもそのプレス合戦で負けるようになることがあれば、ワンサイドゲームの展開になる可能性もあるだろう。
そういった意味でも、特に試合開始最初の10分の攻防に注目だ。
日本代表の運命の一戦をぜひ見届けよう。
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