
写真:レアル・ソシエダのスタジアム(Photo by mediamasmedia)
9月8日、ついに2022-2023シーズンのEL(ヨーロッパリーグ)が開幕する。
今季のELは、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、レアル・ソシエダ、ローマ、ラツィオ、モナコ、フェイエノールト、PSVといったチャンピオンズ・リーグに出場してもおかしくないほどの強豪チームが参加。
その中でも特に注目すべきは、日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダだ。
ラ・リーガ4位以内かEL優勝が今季の目標
今季のレアルソシエダは、例年にも増して戦力が充実している。
元スペイン代表のレジェンドであるダビド・シルバ(36)を筆頭に、ミケル・オヤルサバル(25)、ミケル・メリーノ(26)といったスペイン代表クラスの選手が所属。
今季からは日本代表MFの久保建英やフランス期待の若手FWのアリ・チョ(18)、スペイン代表クラスのMFブライス・メンデス(25)、ナイジェリア代表FWウマル・サディク(25)といった新戦力を加え、ラ・リーガ4位以内かEL優勝を達成させようとしている。
左:久保建英 (Photo by Masashi Hara/Getty Images) 右:ウマル・サディク(Photo by Soccrates Images /Getty Images)
その目標の1つであるELの初戦は、いきなり優勝候補筆頭のマンチェスター・ユナイテッド戦となる。
オールド・トラフォードに乗り込む初戦は、強豪同士の試合ということもあり大きな注目を集めている。
W杯によるタイトスケジュールをレアル・ソシエダは乗り切れるのか?
(Photo by efks)
C・ロナウド(37)やエリクセン(30)といったレジェンドのいるマンチェスター・ユナイテッドとのEL初戦も注目だが、気になるのはレアル・ソシエダがこのタイトなスケジュールを乗り越えられるのかといった点だ。
9月下旬は各国の代表マッチが組まれており、11月にはW杯も始まることから、9月上旬から中旬にかけて5試合、10月には9試合が組まれている。
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結論から先に言えば、レアル・ソシエダは十分にこのタイトスケジュールを乗り越えることができるだろう。
移籍市場の閉幕ギリギリで獲得したセルロート(26)とサディク(25)の存在、そしてFWとトップ下、右MFをこなせる久保の存在が大きい。
FWの2枚はサディクとアリ・チョを基本に、セルロートと久保、もしくはカリカブル(19)で問題なくローテーションが可能。
中盤に関しても、久保がダビド・シルバとブライス・メンデスのローテーションとして出場でき、メリーノはイジャラメンディ(32)でローテーションが組める。
DFもイゴール・スベルディア(25)とアリツ・エルストンド(28)のローテーションも可能でそれ以外にも実力のある選手が揃っている。
数ヶ月後にはエースのオヤルサバルが復帰する予定となっており、ELのグループステージを突破することができれば、いよいよEL優勝かラ・リーガ4位以内フィニッシュも現実味を帯びてくるはずだ。
久保の活躍と共に、レアル・ソシエダのハイレベルなローテーションにも注目だ。
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