「パリ五輪」難敵マリを下し男子サッカー日本代表が決勝トーナメント進出!メダルも現実的な目標に
高井幸大(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
7月27日、パリオリンピック男子サッカーグループD「U-23日本代表対U-23マリ代表」の一戦が行われ、1-0で日本が勝利した。
この結果、日本は第3戦目を前に決勝トーナメント進出を決めた。
同グループの「イスラエル対パラグアイ」の試合でパラグアイが勝利したため1位通過を決めることはできなかったが、直接対決でもパラグアイに勝利しており、得失点差も大きいことから1位通過の可能性は極めて高いといえる。
マリとの激戦を制した日本はメダル獲得も現実的な目標に
戦前の予想通り激闘となったマリ代表との戦いは、試合終盤に日本が先制し逃げ切る展開となった。
82分、細谷真大が右サイドで見事な突破を見せ、途中出場の佐藤恵允のシュートのこぼれ球を山本理が押し込んだ。
ボール支配率も50%対50%、シュート数も日本が12本(枠内シュート3本)、マリが15本(枠内シュート3本)と内容的にもほぼ互角だったが、日本は勝利への執念で上回った。
これで第3戦目のイスラエル戦は主力を温存することが可能となった。
特に第1戦目でイエローカードをもらっている高井幸大と関根大輝、第2戦目でイエローカードをもらっている藤田譲瑠チマと西尾隆矢は無理に出場させる必要はないだろう。
藤田譲瑠チマと小久保玲央ブライアンの存在が大きい
パリオリンピックのU-23日本代表は、オーバーエイジを利用せず久保建英、鈴木彩艶らA代表の選手たちも参加していない小粒感のあるメンバー構成だが、それが若手育成に上手く繋がったといえるだろう。
藤田譲瑠チマは圧倒的な存在感を放ち、パリオリンピック後にA代表に招集される可能性が高いはずだ。
さらにはマリ戦で大活躍した小久保玲央ブライアンの存在は非常に頼もしく、今後欧州での実績をしっかりと積んでいけばA代表に招集される可能性もあるだろう。
その他にも将来的に高井幸大や細谷真大などA代表に割って入りそうなメンバーは多い。
果たして日本はこの勢いのままメダル獲得となるのか、今後の戦いにも注目だ。
Follow @ssn_supersports