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モドリッチはサウジアラビアからの巨額オファーを断りレアル残留へ!ラ・リーガ&CL優勝を目指す

写真:モドリッチ(提供:ロイター/アフロ)

6月17日、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(37)がサウジアラビアからの3年300億円とも言われる巨額オファーを断ったとスペイン紙『アス』が伝えた。

レアル・マドリードとの契約は今夏までだが、1年間の契約延長オファーを受けることが濃厚となった。

モドリッチは現在欧州ネーションズリーグに参加しており、準決勝でもPKを決めクロアチアの決勝進出に貢献した。

レアルでの最後の1年、モドリッチはラ・リーガ&CL優勝で有終の美を狙う

モドリッチは、豊富な運動量と正確無比なパス、そして的確なドリブルなど、現代におけるMFの完成形のような選手だ。

2018年にはバロンドールも受賞しており、レアルマドリードでは数多くのタイトルを獲得してきているため、サウジアラビアからのオファーを受けるのではと目されていた。

37歳という年齢を考えれば、キャリアの最後に稼いでおきたいと考えても何ら不思議ではないが、モドリッチはレアルへの残留を決断したようだ。

家族がマドリードでの生活に満足していることも理由として挙げられるが、やはりモドリッチ自身にもあと1年はトップオブトップの戦いができるという考えがあるのだろう。

今季は国王杯は優勝したものの、ラ・リーガとCLを逃している。

CLは欧州中のビッグクラブが参戦するだけに優勝が難しいが、ラ・リーガは毎年実質バルセロナとの一騎打ちであるがゆえに、バルセロナの独走を許した今季は悔しい思いをしたはずだ。

そういった意味でも、レアルとの契約を1年延長し、ラ・リーガ奪還とCL優勝を成し遂げて去りたいといった気持ちは強いことだろう。

契約延長は後継者となるベリンガムに好影響

レアル・マドリードは、次世代のMFとしてトップクラスのポテンシャルがある19歳のイングランド代表MFジュード・ベリンガムを獲得した。

今後間違いなくレアルの中盤で主力としてプレーする逸材であるため、モドリッチの後継者として期待がもてる。

しかし、レアル・マドリードはベリンガムがこれまでプレーしてきたドルトムントよりもさらに大きなプレッシャーを感じるクラブだ。

このタイミングでモドリッチが移籍してしまうよりも、1年間ともにプレーし、「レアルでプレーする意味や姿勢」を学べればより早くレアルに順応できることだろう。

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