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今季欧州ベスト100入選出の久保建英、ソシエダの主力残留でさらなるステップアップの予感

写真:久保建英(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
日本代表MF久保建英のキャリアにとって、ターニングポイントとなる1年だったのかもしれない。

久保は昨シーズンの活躍が評価され、スペイン紙『マルカ』による「欧州リーグベスト100」の68位に選出された。

久保は選手として確かな成長を遂げ、欧州屈指の攻撃的選手に

レアル・ソシエダに加入する前年までは、「テクニックは抜群だけど守備と体力、決定力に難あり」といった評価を受けていた久保。

確かに、マジョルカで出場機会は多かったものの、ゴールやアシストといった目に見える結果は少なく、試合の後半になると腰に手を当てるシーンも目立っていた。

当たり負けるシーンも多く、「欧州屈指の選手に成長するのは無理かも」と感じていたファンは多かったはずだ。

しかし、数年間にも及ぶ地道なフィジカル強化トレーニングが実を結び、2022-2023シーズンにその才能が開花する。

レアル・ソシエダというテクニカルなチームに加入したのはもちろん、自身の特徴を理解し高みへと引き上げてくれるアルグアシル監督との出会いも大きいだろう。

さらに、同じような体格、同じ左利き、同じようなポジションであるレジェンド、ダビド・シルバとの出会いも間違いなく久保に良い影響となったはずだ。

久保は2トップの一角としても、トップ下や右WGとしても違いを生み出せることで、チームになくてはならない存在となっていった。

欧州リーグの68位という順位は、日本人最高位であり、欧州屈指の実力者であることの証明であると言えるだろう。

ソシエダは多くの主力が移籍せず残留の見通し

来季のレアル・ソシエダは、2季連続となるラ・リーガ4位以内を目指すとともに、CLの決勝トーナメント進出を狙っている。

その為には戦力を維持しながらも新戦力を数人獲得する必要があるが、今のところ順調に進んでいるようだ。

ダビド・シルバはサウジアラビアからオファーがあったようだが、これを断っている。

中盤の要であるスビメンディには、バルセロナから興味を持たれているが、ソシエダに残留することを明言。

久保自体もナポリから強い関心を寄せられているが、来季もソシエダの一員と明言している。

さらに、ウィークポイントであったSBの補強でレンヌのキャプテンを務めていたアマリ・トラオレ(31)を獲得しており、怪我によって長期離脱していたFWサディクも復帰することから、チーム力は間違いなくUPする。

欲を言えばCBとアンカーのできる選手を獲得できればベストだが、現状でも十分にラ・リーガ4位以内とCLベスト16以上を狙えるといえるだろう。

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