
戦力外が続く鎌田大地は今夏の移籍確実視でブンデス復帰か、久保所属レアル・ソシエダの可能性も
鎌田大地(写真:PA Images/アフロ)
3月1日(日本時間3月2日)、セリエA第27節「ラツィオ対ACミラン」の一戦が行われ、0-1でアウェーのACミランが勝利した。
ラツィオに所属する鎌田大地はベンチ入りしたものの出番なく、完全に戦力外状態となっている。
1年契約でラツィオに加入しているため、今夏フリーで移籍する可能性が極めて高いと考えられる。
ブンデス復帰か、レアル・ソシエダという選択肢も
鎌田にとってこの1年は完全に「失意のシーズン」となっている。
1月7日のウディネーゼ戦でスタメン出場しハーフタイムで交代して以降、ほとんど出番をもらえていない。
直近3試合に至っては1分も出番がなく、完全に戦力外とみなされている。
リーグや言語の違い、監督との相性などが大きな要因として考えられるため、残念ながら今夏移籍する可能性は極めて高いと判断できる。
現実的に可能性が高いのが、「ブンデス復帰」だ。
実際にドイツ紙『ビルド』は、鎌田の獲得に動く可能性があると伝えている。
鎌田にとってドイツは相性の良い国であるため、キャリアを挽回させるには適した選択肢であるといえるだろう。
それ以外の国でいえば、スペインのレアル・ソシエダやバレンシア、フランスのマルセイユも候補となる。
プレミアリーグの複数クラブも興味を示しているが、三笘薫でも苦戦するほど強いフィジカルが求められるリーグなだけに、鎌田には向いていないと判断できる。
この中でも特にフィットしそうなのが、久保建英が所属しているレアル・ソシエダだ。
中盤にはスビメンディ、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデスとスペイン代表もしくはスペイン代表クラスの選手が揃うが、サブメンバーはガクッと実力が落ちる。
来季以降もラ・リーガ4位以内を目指すクラブであるため、ローテーションできるだけの戦力確保を狙っている。
確かな技術でゲームを支配し、チャンスの時にはエリア付近まで顔を出すソシエダの中盤は、鎌田のプレースタイルに合致する。
仲の良い久保建英がチームメイトになるメリットもあり、バスク地方の人々は温厚な性格な人が多いため、コミュニケーション面が不安視される鎌田もスムーズに溶け込めるはずだ。
果たして鎌田はここから自身のキャリアを立て直すことができるのか、その動向に注目だ。
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